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NOV 04, 2022 劇場公開作

ドキュメンタリー映画『擬音 A FOLEY ARTIST』(11・19公開)予告編/映画に命を吹き込む音の魔術師“フォーリーアーティスト”の真髄に迫る

フォーリーアーティスト。それは、雑多なモノで溢れかえるスタジオで、映画の登場人物の動きやシーン、雰囲気を追いながら、想像もつかないような道具と技を駆使してあらゆる生の音を作り出す希少な職人。本作は金馬奨に多数ノミネートされ台湾映画界の生きるレジェンド、フー・ディンイーの40年に及ぶフォーリー人生を記録したドキュメンタリーであり、ひとりのスタッフの目を通して見た台湾映画史である。70本を超えるフーの担当作品への言及を中心に、ホウ・シャオシェン、ワン・トン、エドワード・ヤンなど、台湾映画が広く世界に認知された1980年代のニューシネマの登場、そしてそれ以前の台湾映画も垣間見ることができる貴重な記録である。音響制作の老巨匠たち、さらには台湾映画のサウンドトラックを制作する伝説的な人物たちが映画の音を取り巻く環境の変化、未来のフォーリーの存在についても語る。

●フォーリーアーティストとは

足音、ドアの開閉音、物を食べる音、食器の音、暴風、雨、物が壊れる音、刀がぶつかる音、銃撃音、怪獣の鳴き声など、スタジオで映像に合わせて生の音を付けていく職人。大画面の向こう側、観客の目に触れない陰から作品の情感を際立たせる大事な役割を担いながらも、その存在はあまり知られていない。デジタル技術で作られた効果音は豊富にあるが、ひとつひとつの動作や場面に合う音は異なるため、鋭い聴覚と思いもよらないモノを使ってリアルな効果音を生み出すフォーリーの想像力は欠かすことができない。

<Staff&Cast>

監督:ワン・ワンロー/出演:フー・ディンイー、台湾映画製作者たち/製作総指揮:チェン・ジュアンシン/製作:リー・ジュンリャン/撮影:カン・チャンリー/サウンドデザイン:ツァオ・ユエンフォン/編集:マオ・シャオイー/共同製作:行人股份有限公司/配給:牽猴子整合行銷股份有限公司/ 協力:国家文化芸術基金会/後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/特別協力:東京国際映画祭/日本語字幕:神部明世/配給・宣伝:太秦/2017/台湾/カラー/DCP/5.1ch/100分 

2022年11月19日(土)より、K’s cinemaほか全国順次公開

公式HPfoley-artist.jp

ⒸWan-Jo Wang

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