<Introduction> 阿部サダヲ主演、宮藤官九郎脚本の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系、金曜午後10時)で昭和のツッパリ女子高生・純子役を演じ、お茶の間の注目を集めている俳優の河合優実。映画界では、『少女は卒業しない』『線は、僕を描く』『由宇子の天秤』など多彩な役を演じ分ける大型新人としてひと足先に話題となっていたが、いよいよ国民的スターとしての一歩を踏み出したようだ。そんな進境著しい河合だが、最新主演映画『あんのこと』では、“映画の子”らしくどん底の人生をもがき苦しむ少女という難役に挑む。
共演は、昨年『正欲』で新境地を拓いた稲垣吾郎、『はるヲうるひと』『変な家』(3/15公開)の佐藤二朗、ほか河井青葉、広岡由里子、早見あかりらが名を連ねる。メガホンを執るのは、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『ビジランテ』などの入江悠。劇場公開は6月7日に決定し、主演を務める河合から、以下、熱いメッセージが届いている。
<河合優実のコメント> この映画を作ること、杏のことを演じるということで、何ができるのか、何をすべきなのか、何がしたいのか。繰り返し問いながら、でも彼女と心の中でしっかりと手を繋いで、絶対に離さずに、毎朝、今日もよろしく、いってきますとお祈りして撮影に向かっていました。強く信じながら作った映画です。よろしくお願いいたします。
<Synopsis> 本作は2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く実話を基にした人間ドラマ。機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・香川杏(河合)が、人情味あふれる型破りな刑事や、更生施設を取材する週刊誌記者をはじめとした人々と出会い、その見返りを求めない姿に次第に心を開き、生きる希望を見いだしていく。だが、微かな希望をつかみかけた矢先、どうしようもない現実が彼女の運命を残酷に襲う―。
<Staff&Cast> 出演:河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉、広岡由里子、早見あかり/監督・脚本:入江悠/製作:木下グループ、鈍牛倶楽部/制作プロダクション:コギトワークス/配給:キノフィルムズ/公式サイト:annokoto.jp
© 2023『あんのこと』製作委員会