構想30年、巨匠・黒澤明の期待を背負った北野武監督念願の超大作『首』いよいよそのベールを脱ぐ！
1997 年『HANA-BI』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、2003 年『座頭市』で同映画祭銀獅子賞を受賞するなど、数々の傑作を世に送り出してきた世界に誇る映画監督・北野武の最新作『首』が11 月 23 日（祝・木）遂に全国劇場公開された。
＜Introduction＞ 北野監督は、初期の代表作『ソナチネ』と同時期に、“本能寺の””を題材にした本作の構想を練り出し、なんと30年もの長きに渡って温めてきた戦国スペクタクル超大作。あの黒澤明監督が生前、「北野くんがこれを撮れば、『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と大きな期待を寄せていた念願の企画の映画化だ。戦国武将、忍者、芸人、百姓…多彩な人物の野望や裏切り、運命とともに“本能寺の変”がセンセーショナルに描かれ、キレ味抜群のバイオレンスと笑いのエッセンスがほとばしる北野ワールドが全開する。
そんな野心溢れる超大作に豪華＆異色のキャストが大集結。北野監督自ら（俳優名はビートたけし）が“本能寺の変”を策略する羽柴秀吉を飄々と演じ、狂気が暴走する天下人・織田信長を加瀬亮が凄まじい殺気で怪演。その信長に複雑な感情を抱く明智光秀を西島秀俊、秀吉を支える軍師・黒田官兵衛と弟の羽柴秀長を浅野忠信と大森南朋がユーモアたっぷりに演じ切る。さらには、秀吉に憧れる百姓・難波茂助を中村獅童（北野組初参戦）をはじめ、木村祐一、遠藤憲一、桐谷健太、小林薫、岸部一徳らが歴史上の重要人物を個性派俳優が務めた。
“世界のキタノ”が 30 年の年月を経て完成させた、戦国エンタテインメント超大作『首』。世界中が待ちに待った北野監督の最新作は今年のカンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」へ正式出品され、喝采の嵐が巻き起こり、北野監督も手応え十分。誰もが知る“本能寺の変”を誰も観たことのない斬新な発想とスケールの大きさで、日本のみならず世界マーケットに勝負を挑む。
＜Story＞ 天下統一を掲げる織田信長は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていたが、その最中、信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消す。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、光秀はなぜか村重を殺さず匿う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始める。だが、それはすべて仕組まれた罠だった。果たして黒幕は誰なのか？権力争いの行方は？史実を根底から覆す波乱の展開が、 “本能寺の変”に向かって動き出す―
＜Staff&Cast＞ 原作：北野武『首』（角川文庫／KADOKAWA刊） ／監督・脚本・編集：北野武 ／出演：ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一、遠藤憲一、勝村政信、寺島進、桐谷健太、浅野忠信、大森南朋、六平直政、大竹まこと、津田寛治、荒川良々、寛一郎、副島淳、小林薫、岸部一徳 ／製作：KADOKAWA ／配給：東宝・KADOKAWA 公式サイト：https://movies.kadokawa.co.jp/kubi/
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