全世界歴代興行収入第1位に輝き、その革命的な映像で映画業界を驚愕させたSF超大作『アバター』(2009)から13年、満を持して製作されたシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が今月15日より世界同時公開される。前作に続きメガホンを取ったジェームズ・キャメロンが主要キャスト(サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、 シガーニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング)とプロデューサーのジョン・ランドーとともに来日。都内で行われた記者会見に出席したキャメロン監督は、本作をアピールするとともに、パート5まで製作することを明言した。
海が主な舞台の本作にちなんで行われた会見場は、なんと水族館(マクセル アクアパーク品川)。10年と8ヵ月ぶりに来日したキャメロン監督は、「長年、恋愛関係にある日本に最新作を引っ提げて来ることが本当に嬉しいです。この日を待ちわびていました!」と笑顔で挨拶すると、『アバター』チームを歓迎するドルフィンショーがスタート。イルカたちによるキュートでダイナミックなパフォーマンスに釘付けとなったキャメロン監督は、「素晴らしい!僕は知的で社会性があって、人とつながることができるイルカが大好き。一緒に(イルカに乗りたいんですが)いいですか?」と興奮が収らない。同じく終始驚きの表情を浮かべていたシガーニーも、「とってもエキサイティング!私がこれまで観てきたショーの中で一番だわ!」と、イルカたちの熱演を絶賛した。
ドルフィンショー後に行われた記者会見では、様々な質問が投げかけられる中、キャメロン監督は今後『アバター』がシリーズ化していくことに言及。「今回のプロジェクトが立ち上がったときに、数本作るという構想がすでにあったので、そのために新しいテクノロジーを作る準備も同時にしてきました。今回の作品を皮切りに、パート3、4、5まで製作する予定ですが、この作品のために設定した“パンドラ”という世界観がどういうものかを改めて練り上げ、海、砂漠、山、そして氷雪地帯と4つの背景も全て準備をして撮影に取り組んでいます。皆さんはその続編の第一弾をご覧になるわけですが、最高のスタッフによる最高の設計、設定、デザインになっていると思います」と壮大な計画を明言。
さらにキャメロン監督は、「本作は夢の第一弾となるわけですが、ここからより壮大なドラマへと繋がっていき、今日一緒に来日を果たしたキャスト4名も全ての作品に出演していただくことになっています。ただ、劇場公開に関しては少し時間を要してしまうのですが…これはあくまでも目標ですが、2年に1本のペースで皆様にお届けできればと思っています。パート2まで13年もかかってしまいましたが、今回はそんなにお待たせすることはありません!」と力強く約束した。
本作は、美しい海とそこに宿る生物たちの息吹、そして神秘の星“パンドラ”の侵略を企む人類と、先住民ナヴィとの激しい戦いと心を揺さぶる<家族>の感動ドラマが、かつてない映像美とともにエモーショナルに描かれる。
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は12月16日より全国公開