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MAY 25, 2023 インタビュー

各界女性たちから称賛の声続々!映画『Rodeo ロデオ』監督&主演女優からも熱いメッセージ到着

バイクを愛する女性が男性中心主義のコミュニティの中で自身の居場所を見いだしていく姿を鮮烈に活写し、2022年カンヌ国際映画祭ある視点部門では、本作のために特別に設けられた “審査員の心を射抜いた”という意味の「クー・ド・クール・デュ・ジュリー賞」を受賞。自らノンバイナリーを公言する新鋭ローラ・キヴォロン監督の映画『Rodeo ロデオ』が、いよいよ6月2日より公開される。これを記念して、キヴォロン監督と共同脚本で出演者でもあるアントニア・ブルジによるメッセージ動画と本予告編を解禁。また、本作に共鳴した各界の女性たちから続々と届いた称賛コメントを紹介する。

ローラ・キヴォロン監督とアントニア・ブルジ © 2022 CG Cinéma / ReallyLikeFilms

<Story> バイクに跨る為にこの世に生を受けたジュリア。ある夏の日、短気で独立心の強い彼女は、《クロスビトゥーム》というヘルメットを装着せずにアクロバティックな技を操りながら公道を全力疾走するバイカーたちに出会い、彼らが組織する秘密結社の一員となる。超男性的な集団の中で、ジュリアは自分の存在を証明しようと努力するが、次第にエスカレートする彼らの要求に直面し、コミュニティでの自分の居場所に疑問を持ち始める…。

各界の女性たちから共感称賛コメント続々到着!

土屋アンナさん (モデル・アーティスト・潜水士):バイクだけが全てであった彼女が、初めて人に心を許したキリアンとその母親への悲しすぎる想いが胸を刺す。

渡辺真起子さん(俳優):主人公が走り始めた瞬間に自由が弾ける。私にもわかる、その瞬間。最初に示される自由が、その人の抱えている不自由さをより深く理解させる。世界は理不尽で溢れていて、その憤りに素直に怒りを燃やしている。繊細でありながら虚弱にならず強く大胆に、必要最小限で立ち向かっている。物凄い演出力だと思う。とにかくキャストがみな魅力的に活きていた。

尼神インター・渚さん(芸人):酔ってる時、気分良い時、恋してる時、胸糞悪い時、天気良い時、早朝、何にも思わん時、自分が観る時の情緒で、ストーリーの捉え方が毎回変わってくる ─ ひとことで表現するはムズすぎる。

梶原阿貴さん(俳優・脚本家):暗くなったスクリーンの前で途方に暮れながら思い出すのは、疾走する彼女の笑顔だ。

橋本光恵さん(映画評論家):真の解放を求めてバイクで疾走するヒロイン、いやヒーロー!? 常識をすり抜けるスピード感! 象徴的なラストも含め、すべてが衝撃的なフランス映画の登場!

立田敦子さん(映画ジャーナリスト):鳥肌が立ち、アドレナリンが湧き上がる。 あらゆる障害を超え、自由の風を受けて疾走するジュリアの姿が、心臓を貫く。

佐藤久理子さん(文化ジャーナリスト):間違いなくポスト#MeToo時代に登場した最も重要な作品のひとつ! アドレナリン全開でアクロバティックなバイクライドに夢中になるジュリアのきらめきと揺らぎは、あらゆる角度からジェンダーの定義に鋭い視線を投げかける。

© 2022 CG Cinéma / ReallyLikeFilms

関口裕子さん(映画ジャーナリスト):私たちは既成概念に捉われ過ぎている。それが善であろうが、悪であろうが、互いに目配せし合い、変化を怖がる。そうやってどこにもたどり着かない状態を、完膚なきまでに壊して見せたのはジュリアだ。私たちは、ジュリアの『Rodeoロデオ』に頭を揺さぶられ、我に返る。全身に疲労と痛みを感じながら。まさにジュリアと生きた感覚。これを小起用に言葉にすれば、ジュリアはあざ笑うだろう。

西森路代さん (ライター):ひとりの女性がバイクを手に入れる。 「それはきっと解放され自由を手に入れることだ」と思った自分の甘さを知った。

久保玲子さん(映画ライター):バイクの疾走感に魅せられて、アクロバティックな技を繰り出すバイカー集団に加わるジュリア。ミソジニー剥き出しの男たちとのヒリヒリしたファイトは、いつしか彼女に此処ではない何処か夢見させる。セリーヌ・シアマ、ジュリアン・デュクルノーに続く、フランスの新鋭ローラ・キヴォロンが鮮烈なジュリアの青春を描いて狼煙を上げる。

伊藤恵里奈さん(新聞記者):人と人との関係が作る「居場所」の儚さやもろさ、それでも社会のどこかに自分の居場所があると信じ、求めてやまない人の性(さが)を突きつけられた。バイクを駆けるシーンは、危うさと美しさのバランスが絶妙。

林瑞絵さん(在仏映画ジャーナリスト):フランス映画の魅力的なすきっ歯女優(バーキン、パラディ、セドゥetc)の伝統は踏襲しつつも、初主演のジュリー・ルドリュは新たなアンチヒロイン像を構築。 支配や標準化、共感や同情の全てを振り切り、バイクで風になる。

志村昌美さん(ライター):フランスが生んだ新たな才能が疾走。固定観念を吹き飛ばし、私たちを解き放つ。そして、止められない衝動と高ぶる感情のぶつかり合いに、“心のピストン”が激しく揺さぶられる!

© 2022 CG Cinéma / ReallyLikeFilms

<Staff&Cast> 出演:ジュリー・ルドリュー、カイス ヤニス・ラフキ 、アントニア・ブルジ、コーディ・シュローダー 、ルイ・ソットン 、ジュニア・コレイアほか/監督・脚本:ローラ・キヴォロン/共同脚本:アントニア・ブルジ/キャスティング:ジュリー・アリオーヌ/撮影:ラファエル・ヴェンデンブスッシュ/録音:ルーカス・ドムジャン、ジョフリー・ペリエ、ヴィクター・プロー/編集:ラファエル・トレス・カルデロン/特殊効果:アンソニー・レストルモー/ミキシング:ヴィクター・プロー/美術:ガブリエル・デジャン/衣装:ラシェール・ラウルト/スタント:LM スタント/音楽:ケルマン・デュラン/プロデューサー:シャルル・ギルバート/ CG CINÉMA /配給 : リアリーライクフィルムズ + ムービー・アクト・プロジェクト/提供 : リアリーライクフィルムズ  公式サイト:https://www.reallylikefilms.com/rodeo

映画『Rodeo ロデオ』は6月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

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