『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』などクオリティーが高い作品を輩出してきたオリジナル企画コンテスト・TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017の準グランプリ作品を映画化した『この子は邪悪』が、9/1(木)より新宿バルト 9 他にて全国ロードショーされる。これに先駆け、南沙良演じる主人公・花の前に現われた大西流星(なにわ男子)演じる純が、ウサギを抱きながら秘密の告白をするシーンが公開された。
父・司朗(玉木宏)が営む心理療法室で飼っているウサギが逃げ出し、慌てて追い駆けた主人公・花(南)が目にしたのは、ウサギを抱いている幼馴染み・純(大西)だった。花を見上げた純は「かわいいね、やっぱりウサギ飼ってたんだね」と話し、続けて「ねぇ、僕と友達になってくれな
い?」と声を掛ける。突然の出来事に茫然とする花は「え?」と聞き返すが、慌てた純は「ごめん、5 年前の事故の事をネットで知って…」と言い、「どうして…」と聞く花に、「いや、違うんだ、たまたま見つけちゃって。何か、僕と似てるなぁって思って。僕も、お母さんが病気で、ずっと話す事も出来ないんだ」と純が言う。突然の告白に一瞬言葉を失う花だったが、ウサギと戯れる純が「ちょっ、くすぐったいよ」と無邪気に笑う姿を見て、安心して僅かに微笑む花だった。
ちなみに、約1年前の7月7日(水)に満を持してクランクインを迎えた撮影では、35℃を超える真夏日が続き、繊細なウサギを扱うためには温度調整が必須だった。しかし、物語の中心となる窪家は古い家屋だった事もあり、エアコンが設置されていなかったため、現場にはスポットクーラーが多数用意され、スタッフ総出でウサギ用の環境整備が行なわれた。そんなウサギとの撮影は、キャスト陣にとって一服の清涼剤になったようだ。
<Story>
かつて一家で交通事故に遭い、心に傷を負った少女・窪花(南沙良)。心理療法室を営む父・司朗(玉木宏)は脚に障害が残り、母・繭子は植物状態に、妹・月は顔に火傷を負った。そんな花のもとに、自分の母の病気の原因を探る少年・四井純(大西流星)が訪れる。やがて花は純と心を通わせていくが、ある日突然、司朗が 5 年振りに目を覚ました繭子(桜井ユキ)を連れて家に帰って来る。司朗は「奇跡が起きた」と久々の家族団らんを喜ぶが、花は違和感を覚える。「この人お母さんじゃない」…
日本劇場公開:2022年9月1日(木)公開
公式サイト:https://happinet-phantom.com/konokohajyaak
© 2022「この子は邪悪」製作委員会
(バックヤード・コム 坂田正樹)