映画『大河への道』(5/20公開)予告編/豪華キャスト陣の一人二役で贈る“歴史再発見”エンタテインメント!
「落語を超えた究極の話芸」と絶賛される立川志の輔の創作落語を映画化!
<Introduction>
「地球の大きさを知りたいのです」そんな夢とロマンを抱き、55歳から地図作りを始めた伊能忠敬。根気と執念で日本全国を測量すること17年。歩いた距離は地球一周分。そして1821年、遂に日本初の実測地図「大日本沿海輿地全図」(伊能図)は完成した……というのが歴史の授業で習うこと。しかし、200年の時を経て、そんな日本史の常識をひっくり返す映画が誕生した。
原作は、立川志の輔による新作落語「大河への道−伊能忠敬物語−」。千葉県香取市の伊能忠敬記念館をたまたま訪れ、忠敬が作った日本地図の恐るべき正確さ(衛星写真の日本列島との誤差0.2%!)に驚愕した立川志の輔は、その偉業を称えるべく、全く新たな視点による物語を仕立て上げた。“究極の話芸”とも評される志の輔落語のひとつとして世に送り出されたそれは、2011年の初演以来絶賛を浴び、今なお多くの人を感動させ続けている。そして俳優・中井貴一もその一人だった。何としてもこれを映画にしたい! 自分は裏方でもいい!──まさに伊能忠敬と重なるかのような中井貴一の熱い想いによって、『大河への道』は〝映画への道〟を歩み始めた。
自ら企画に乗り出した中井が主演を務め、共演には『デスノート』シリーズ、『聖の青春』『ノイズ』など、作品ごとに鮮烈な表現で観るものを魅了し続ける松山ケンイチ。中井とはNHK大河ドラマ「平清盛」での父子役以来の共演となる。そして、『ファーストラブ』『キネマの神様』など、人気、実力ともに日本映画界に欠かせない存在となった女優・北川景子をはじめ、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、さらには原作者でもある立川志の輔や草刈正雄、橋爪功といった、若手からベテランまで個性豊かな実力派キャストが勢揃い。
しかも、映画で描かれる〈令和の現代劇〉と〈江戸の時代劇〉の二つの世界の登場人物たちをこの豪華俳優陣が全て〈一人二役〉で演じるという胸躍る構成。監督は『青い鳥』『花のあと』などの中西健二。脚本は「JIN−仁−」「ごちそうさん」「おんな城主 直虎」「義母と娘のブルース」などの森下佳子。そしてデビュー35周年を迎えた玉置浩二が、真心込めて書き下ろした楽曲「星路」(みち)で、映画のエンディングを美しく彩る。
<Story>
千葉県香取市では、観光促進として地元を盛り上げるために、“大河ドラマ”の開発プロジ ェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬!そう、初めて日本地図を作ったことで有名なあの郷土の偉人である。しかし、その脚本作りの最中にある驚くべき事実を発見してしまう。 なんと伊能忠敬は、地図完成の 3 年前に亡くなっていたのだ!
「伊能忠敬はドラマにならない。地図を完成させてないんだ!」
「え、じゃあ、誰が?」
舞台は江戶の下町へ。弟子達に見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。動かぬ師を囲んですすり泣く声が 響く中、ある人物が意を決し発言する。「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか…」忠敬の志を継いで地図を完成 させるために、弟子達による一世一代の隠密作戦が動き出す。そこには、歴史に埋もれた、涙なしには語れない感動のドラマがあった。
<Staff&Cast>
出演:中井貴一 、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、田中美央、溝口琢矢、立川志の輔、⻄村まさ彦、平田満、草刈正雄、橋爪功 / 原作:立川志の輔(河出文庫刊/漫画:小学館ビッグコミックス刊)) / 企画:中井貴一 / 脚本:森下佳子 / 音楽:安川午朗 / 監督:中⻄健二 / 配給:松竹
©2022「大河への道」フィルムパートナーズ