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MAY 17, 2025 劇場公開作

トム・クルーズ、62歳で肉体表現をアップデート!『ミッション:インポッシブル』最新作で魅せた新境地にカンヌも熱狂!!

映画の常識を打ち破り、文字通り不可能を可能にし続けてきた大ヒットシリーズの集大成『ミッション:インポッシブ ファイナル・レコニング』が先行上映を皮切りにいよいよ劇場公開された。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントの運命は?そしてタイトルに込められた“ファイナル”が意味することとは…?すべての”ミッション”が一つに繋がる壮絶な死闘が、いよいよスクリーンで明らかになる。

先日、『トップガン マーヴェリック』に続きカンヌ国際映画祭に出席したトム。同映画祭への参加は今回で3回目だそうだが、『ミッション:インポッシブル』シリーズを引っ提げての参加は初めてのこと。そもそも『レインマン』や『7月4日に生まれて』『ザ・エージェント』『マグノリア』など、世界的名匠がメガホンをとる質の高い人間ドラマに立て続けに出演していた頃は、アカデミー賞®やゴールデン・グローブ賞などの俳優部門に名前を連ね(もしかしてカンヌも狙っていたかも?)、演技派としての道を彼なりに模索していたように見えた。

ところが同時期、“人間味あふれる全力アクション”というトムの真骨頂を凝縮した『ミッション:インポッシブル』と運命的に出会い、興行的に大成功。観客はもとより批評家からも高評価を獲得し、これを機に、映画スターとして「自分がどうあるべきか」という道筋をはっきりと見極め、一切の迷いを振り切ったといえるだろう。遠回りというべきか、地道に積み重ねた成果というべきか、巡り巡ってトムは、イーサン・ハントというスーパーキャラクターに心血を注ぎながら、“危険と本気で向き合う”という誰も真似できないリアルな肉体表現で唯一無二のポジションを確立。俳優として一目置かれる存在となり、彼にとって一番縁遠い存在に見えたカンヌ国際映画祭でも、リスペクトを持って大歓迎を受けるという栄誉を授かったのだ。

パート1公開(1996.7)から約30年、回を追うごとに進化を遂げていくトムの役者魂には驚かされてばかりだが、本作は「もうこれ以上のアップデートは不可能だろう」と言いたくなるくらい人間の限界を指し示している。「トム、もうわかった。君は超人だ。だからもうやめてくれ」…これまでのように、「次は何にチャレンジするのか?」という期待感を通り越して、いらぬ親心、老婆心が発動。特に潜水艦とプロペラ機と“戯れる”超危険なスタントシーンは、もはやトムの身が心配過ぎて直視できない領域へ。さらには、若き日のイーサン・ハントや懐かしいサプライズゲストも随所に登場し、コアファンにとっては心躍るお楽しみもふんだんに盛り込まれているが、裏腹に“ファイナル”の言葉が匂わせる悲しいトラブルも待ち受ける…。

感情が波打ち、身体がのけぞり、鼓動が激しく鳴り響く…あらゆる意味で“集大成”となった本作は、確かにいろんな思いが去来するが、これだけは間違いなく言える…これこそ劇場で観るべき映画、これこそ真のエンタテインメント!この作品で幕引きとなるのか、あるいは新章が始まるのか、そんなことはひとまず置いといて、まずは本作をとことん楽しもう。あ、そうそう、随所に映し出される62歳の“トム走り”もぜひ堪能していただきたい。

監督:クリストファー・マッカリー出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェニー、ホルト・マッキャラニー、ジャネット・マクティア、ニック・オファーマン、ハンナ・ワディンガム、アンジェラ・バセット、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイヴィス、チャールズ・パーネル、フレデリック・シュミット 全米公開:5月23日 原題:ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング 配給:東和ピクチャーズ 公式サイト:missionimpossible.jp

©2025 PARAMOUNT PICTURES.

映画『ミッション:インポッシブ ファイナル・レコニング』は5月17日(土)~22日(木)先行上映、5月23日(金)より全国公開

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