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APR 04, 2025 劇場公開作

トム・ハンクス&ロビン・ライトが語るゼメキス最新作『HERE』の魅力は共感「あらゆるシーンで自分(の人生)を重ねることができる」

木下グループのキノフィルムズ配給作品ならではの「家」にまつわる珠玉の物語。長い長い定点観測から描き出す、なんて愛おしい人生の旅路なのだろう。マイホームで巻き起こるそれぞれの小さくも大切な歴史の積み重ねが、じわじわと胸に沁みわたる…。

アカデミー賞®を席巻した『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ&キャストが再集結して贈る映画『HERE 時を越えて』が4月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開された。これを記念して、巨匠ロバート・ゼメキス監督のもと、前作で幼なじみを演じたトム・ハンクスとロビン・ライトが本作に込めた思いをユーモアたっぷりに語った2ショットスペシャル映像を紹介する。

トム・ハンクスとロビン・ライト

再び『フォレスト・ガンプ』チームが再結集したことについて、トム・ハンクスは開口一番、「カネのためじゃない」と即答し、ロビン・ライトもそれに同意する。本作は、主演の二人、ゼメキス監督をはじめ、脚本家のエリック・ロス(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『DUNE/デューン 砂の惑星』)、撮影監督のドン・バージェス(『コンタクト』『スパイダーマン』)、映画音楽のアラン・シルヴェストリ(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『アベンジャーズ』)といった、いわゆる“ガンプ・ファミリー”が夢のコラボレエーションを果たした力作だ。

ハンクスは、そんな気心知れたメンバーとの仕事について、「僕らは映画の遊び心を心得ている」と語り、続けて「真剣に遊んだ作品にはパワーがある」と力説する。互いにリスペクトし合う彼らの関係性は、30年以上経った今も変わらないようで、特にゼメキス監督との信頼関係は抜群だ。ハンクスとゼメキス監督は『フォレスト・ガンプ』以降、『キャスト・アウェイ』『ポーラー・エクスプレス』『ピノキオ』で、ライトとは『ベオウルフ/呪われし勇者』『Disney’s クリスマス・キャロル』でタッグを組み、多くの人々を感動させてきた。インタビュー中にゼメキス監督を相性の“ボブ”と呼び、二人で監督の口調をモノマネしたりする姿にも、彼らと監督の信頼関係が垣間見える

ロバート・ゼメキス監督

『フォレスト・ガンプ』以降、ハンクスとライトの共演が実現することがなく、今回の『HERE』が約30年越しの念願の再共演となった。そんなふたりが口を揃えて言うのは、本作最大の魅力である“共感”という要素だ。ハンクスは「映画を観るうえで心を揺さぶられるのは、何よりも共感にあると思う」と語り、ライトも「本作を観た人は皆、あらゆるシーンで自分を重ねることができると思う」と、『HERE』の魅力について同様の言葉で表現する。

また、ハンクスが「本作を観た人の多くは、子供の頃の家を思い出す」と語っているように、本作では、親の残した家を売るのか、あるいは次の世代に引き継ぐのかといった、誰もが人生で一度は経験するような身近なエピソードが多く散りばめられ、そうした小さな共感の積み重ねが、最後に大きな感動を引き起こす作りとなっている。

さらに、その“共感”に関連して、ハンクスとライトは、「映画館で観て見知らぬ人と“共有”してほしい」と語る。本作ではスクリーン上で複数の映像がマンガのコマのように交差していく“スプリットスクリーン”という演出が採用されており、ハンクスはその演出について「大画面でないと捉えきれない」と語る。さらに続けて、「素敵な絵画を見る時と同じだ。ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を見るなら、携帯の画面じゃなく、もっと大きなサイズで見たい」と映画館で観る重要性を熱弁。

そもそも、『HERE』自体がそうした“記憶の共有”をテーマにしており、ライトが「見知らぬ人たちと同じ部屋で鑑賞した時、それぞれの人生が交差し、体験を共有できる」と語っているように、本作に登場する登場人物たちも、それぞれは全く面識がないが、過去に同じ場所で生きていたという記憶が、スクリーンというひとつの画面上で交差していく。そうした記憶の交差は、彼らの言うところの“共有”とも共通するのかもしれない。ぜひ映画館の大きなスクリーンで『HERE』の世界観に浸り、見知らぬ人と“共感する記憶”を共有してみてはいかがだろうか。

<Story> 恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく、心を揺さぶるドラマと共に…。1945年、戦地から帰還したアル(ポール・ベタニー)と妻のローズ(ケリー・ライリー)が家を購入し、やがてリチャード(トム・ハンクス)が生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていた。そんな中、別の高校に通うマーガレット(ロビン・ライト)と出会い、2人は恋に落ちる。マーガレットは、高校卒業後は大学に進学し、弁護士になることを目指していた。だが、ここから思いがけない人生が始まる。

<Staff & Cast> 監督:ロバート・ゼメキス/原作:リチャード・マグワイア/脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス/出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト、ポール・ベタニー、ケリー・ライリー、ミシェル・ドッカリー/2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:HERE/字幕翻訳:チオキ真理/G/提供:木下グループ/配給:キノフィルムズ/公式サイト:here-movie.jp  

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映画『HERE 時を越えて』は4月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開

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