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AUG 31, 2024 劇場公開作

菅田将暉(主演)×黒沢清(監督/脚本)『Cloud クラウド』が米国アカデミー賞®国際長編映画賞日本代表作品に決定!

<News> 『蛇の道』で気を吐いた黒沢清監督と『ミステリと言う勿れ』の菅田将暉が初タッグを組んだ最新映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)が、第81回ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミアに続き、第49回トロント国際映画祭への出品も決定。さらには第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に決定した。

善悪を超えた人間の曖昧さを体現した菅田将暉

本作は、ネット社会に拡がる見えない悪意と隣り合わせの“今”ここにある恐さを描くサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉を軸に、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じ、脇を固める。

現在、ヴェネチア映画祭へ参加している黒沢清監督は、「純粋な娯楽映画として作った作品にこのようなチャンスが与えられ、大変な驚きです。ひょっとして菅田将暉の存在が来年、全米に知れ渡るかもしれないと想像すると、これほど痛快なことはありません」とコメント。さらにワールドプレミア上映に先駆けた記者会見では、「菅⽥将暉さんは、その世代で⼈気・実⼒ともにも圧倒的にナンバーワンの俳優です。彼はあらゆる役を演じ分けることができる⼈です」と菅⽥の魅⼒を世界のジャーナリストにアピール。

菅田将暉を絶賛する黒沢清監督

「主⼈公は曖昧な⼈にしようと考えていました。映画の主⼈公は、分かりやすく特徴的なキャラクターがあったり、喜怒哀楽をはっきり表したりする⽅が特にこういったジャンル映画の場合は都合がいいのですが、今回は<普通の⼈>でいきたい。それが僕の希望で、チャレンジでした。いい⼈か悪い⼈か、<普通の⼈間>が持ち合わせてる濁った曖昧な感じを、菅⽥将暉の⾮常に⾼度な演技⼒があれば、曖昧さが曖昧さとしてそのまま観客に伝わるんじゃないかなと思い、彼以外にない︕と考えていました。僕は⾒事にそれに応えてくれたと思います」と⼤絶賛した。一方、主演を務めた菅田将暉は、「ありがとうございます。おめでとうございます。映画の中とは真逆で、嬉しいニュースだらけの映画『Cloud クラウド』。作品がどんどん広がっていくこと、嬉しく思います」と喜びを口にした。

今後は、米国アカデミー会員の審査を経て最終選考の15本が発表され、さらにそこから5本に絞られたノミネート作品が発表される。受賞作が発表される第97回アカデミー賞授賞式は、2025年3月2日に行われる。なお、第96回の国際長編映画賞の日本代表作品は役所広司主演の『PERFECT DAYS』がノミネートされ、米・英・ポーランド合作の『関心領域』が同賞を受賞している。 主演・菅田将暉×監督&脚本・黒沢清が放つサスペンス・スリラー『Cloud クラウド』から当分、目が離せない。

<Story> 世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井(菅田)。彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしてゆく。誹謗中傷、フェイクニュース、悪意のスパイラルによって拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走を始める。やがて“狩りゲーム”の標的となった吉井の日常は、急速に破壊されていく……。

<Staff & Cast> 監督・脚本:黒沢 清 /主演:菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、赤堀雅秋、吉岡睦雄、三河悠冴、山田真歩、矢柴俊博、森下能幸、千葉哲也、松重豊/製作幹事:日活 東京テアトル/配給:東京テアトル、日活/公式HP :cloud-movie.com 

©2024 「Cloud」 製作委員会

映画『Cloud クラウド』は9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

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