バックヤード・コム激推し!洗礼を巡る衝撃の誘拐事件をイタリアの巨匠マ ルコ・ベロッキオ(『シチリアーノ 裏切りの美学』『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』)が映画化した『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命』の公開が4月26日(金)に決定した。
<Introduction&Story> 19世紀半ば、ユダヤ人街で暮らしていた7 歳の少年エドガルド・モルターラに持ち上がった“洗礼”疑惑。生後間もないころ、エドガルドが何者かによって洗礼を受けたという情報が教皇ピウス 9 世の耳に入ったのだ。かくして教皇領の警察による“エドガルド・モルターラ誘拐事件”が勃発!悲嘆に暮れながらも奪還に燃える両親と、時の権力強化のため返還に応じようとしない教会側との壮絶な闘いの幕が上がる。
全世界を巻き込み、論争を紛糾させたこの衝撃的実話にスティーヴン・スピルバーグ監督が魅了され、映像化に向けて書籍の原作権を押さえたことでも知られているが、道半ばで断念。その意思を引き継ぎ実現したのが、イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオだ。絶対権力の歪さとそれに翻弄される市井の人々…「自由を奪われることが、人間にどのような影響を与えるのか」をイタリアの史実をベースに描き続けてきた彼にとって、本作は集大成といえるだろう。
<映画賞受賞一覧>
●2023 年 カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品
●2023 年 ナストロ・ダルジェント賞 作品賞/監督賞/脚本賞/主演女優賞/助演男優賞/編集賞/グリエルモ・ビラーギ賞
●2023 年 イタリア・ゴールデングローブ賞 作品賞受賞 監督賞/撮影賞ノミネート
●2023 年 金鶏奨 監督賞/主演男優賞
●2023 年 バリャドリッド国際映画祭 脚本賞
●2023 年 ミュンヘン国際映画祭 外国語映画賞ノミネート
●2023 年 平遥国際映画祭 観客賞ノミネート
●2024 年 セザール賞 外国映画賞ノミネート
●2024 年 ロッテルダム国際映画祭 出品/2024 年 カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 出品/2024 年パームスプリングス国際映画祭 出品
●2023 年 ヨーテボリ映画祭 出品/2023 年 トロント国際映画祭 オフィシャルセレクション/2023 年 ロンドン映画祭(BFI) オフィシャルセレクション(Debate 部門)/2023 年 ニューヨーク映画祭 オフィシャルセレクション/2023 年 アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)映画祭 出品/2023 年 バンクーバー国際映画祭 出品/2023 年シカゴ国際映画祭 出品/2023 年 東京国際映画祭 ガラ・コレクション部門出品/2023 年 釜山国際映画祭 Icons 部門 出品/2023 年 モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭 出品/2023 年 ミルバレー映画祭 出品/2023 年 ヘント映画祭 出品/2023 年 メルボルン国際映画祭 出品/2023 年 タリン・ブラックナイト映画祭 出品/2023 年 テッサロニキ国際映画祭 出品/2023 年 フィラデルフィア映画祭 出品/2023 年 チューリッヒ映画祭 出品/2023 年 カルガリー国際映画祭 出品/2023 年 ムンバイ映画祭 出品/2023 年 ケララ国際映画祭 出品/2023 年 ハイファ国際映画祭 出品/2023年 ニュージーランド国際映画祭 オフィシャルセレクション
<Staff&Cast> 出演:パオロ・ピエロボン、ファウスト・ルッソ・アレジ、バルバラ・ロンキ、エネア・サラ、レオナルド・マルテーゼ/監督:マルコ・ベロッキオ/脚本:マルコ・ベロッキオ、スザンナ・ニッキャレッリ/製作:ベッペ・カスケット、パオロ・デル・ブロッコ/2023/イタリア、フランス、ドイツ/イタリア語/カラー/134 分/配給:ファインフィルムズ/ 原題:Rapito
© IBC MOVIE / KAVAC FILM / AD VITAM PRODUCTION / MATCH FACTORY PRODUCTIONS (2023)