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FEB 24, 2024 劇場公開作

真実が揺らめく心理ミステリー『落下の解剖学』、カンヌ国際映画祭パルムドールに続きオスカー5部門ノミネート!

2019年公開の映画『パラサイト 半地下の家族』に続き、カンヌ&オスカーの2冠制覇なるか…。本年度映画賞レースにおいて60/受賞、201/ノミネート、世界が絶賛する傑作心理ミステリー『落下の解剖学』が2月23日(金・祝)、ついに日本劇場公開された。

圧巻の演技を見せたザンドラ・ヒュラー

<Focus Points> 第76回カンヌ国際映画祭最高賞<パルムドール>受賞、ゴールデン・グローブ賞脚本賞、非英語作品賞の2部門、そして先ごろノミネートが発表された第96回アカデミー賞🄬で、作品賞、監督賞(ジュスティーヌ・トリエ)、脚本賞(ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ)、主演女優賞(ザンドラ・ヒュラー)、編集賞の主要5部門に名を連ねた本作。

特に目を引くのが、主演を務めたザンドラ・ヒュラーの圧倒的存在感。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した『ありがとう、トニ・エルドマン』(16)など、演技派で名高い彼女が、作家としてポーカーフェイスを装いながら、底なしの冷酷さと自我を爆発させる圧巻の演技は、観客を疑心暗鬼の渦へと引きずりこんでいく。

メガホンをとるのは、長編デビュー作『ソルフェリーノの戦い』(2013)セザール賞最優秀長編映画賞にノミネートされたフランスの俊英ジュスティーヌ・トリエ監督。ゴールデン・グローブ賞のスピーチでは、「あの状況で死者が出なかったことが不思議ね。転落死があり、カップルが喧嘩して、⽝が吐く映画ですから(笑)」とブラックジョークを⾶ばす⼀幕も。彼女の調律をどんどんずらしていくような不穏な演出が観る者を釘付けにする。

<Story> 人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。当初は事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラ(ザンドラ)に殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。事件の真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ〈真実〉が現れる…。

<Staff&Cast> 監督:ジュスティーヌ・トリエ/脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ/出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツ/配給:ギャガ/原題:Anatomie d’une chute|2023年|フランス|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|152分|字幕翻訳:松崎広幸|G|公式HPgaga.ne.jp/anatomy 

©2023 L.F.P. – Les Films Pelléas / Les Films de Pierre / France 2 Cinéma / Auvergne‐Rhône‐Alpes Cinéma

映画『落下の解剖学』は2月23日(⾦・祝)より TOHO シネマズ シャンテ他全国順次公開中

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