猛暑吹き飛ぶ北欧スリラー最新作『イノセンツ』の戦慄！無邪気な“遊び”が“狂気”に変わる!!
第94回アカデミー賞国際長編映画賞＆脚本賞の2部門にノミネートされた異色ドラマ『わたしは最悪。』で、脚本家として一躍脚光を浴びた北欧（ノルウェー）の名手エスキル・フォクトが、長編映画2作目の監督作となるサイキック・スリラー『イノセンツ』が7月28日（金）より新宿ピカデリーほかで全国公開される。
＜Introduction＞ 近年、『ミッドサマー』（アメリカ・スウェーデン合作/19）、『ハッチングー孵化ー』（フィンランド/21）『LAMB ラム』（アイスランド・スウェーデン・ポーランド合作/22）など、クオリティーの高い北欧発スリラーが次々と公開され、多くの映画ファンを熱狂させている。デンマークの鬼才ヨアキム・トリアー監督のもと、『テルマ』『母の残像』、そして『わたしは悪魔。』で共同脚本を務めたフォクト監督が『ブラインド 視線のエロス』に続き自らメガホンをとった本作も、その唯一無二の美しくも不気味な世界観が高く評価され、2021年、第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品、2022年、ノルウェーのアカデミー賞・アマンダ賞で監督・撮影・音響・編集の4部門受賞。そのほか世界の映画祭で16映画賞を受賞し、アメリカの批評家サイトRottenTomatoesでは満足度96%を獲得している。
＜Focus Points＞ 舞台はノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで“隠れた力”に目覚める。やがて、近所の庭や遊び場でその力を試す中で、奇妙な現象が起こり始める…。予告編では、団地に引っ越してきた９歳の少女イーダに、同じ団地の別棟に住むベンが「引っ越してきたの？」と声を掛けるシーンから始まる。イーダと姉のアナ、アイシャ、そしてベンの４人が公園で無邪気に遊ぶ中、アナの隣で不気味に皿が回り続ける様子や、大人たちの目が届かない団地や森の中で戯れ合い、サイキック・パワーのテストを繰り返していく様子が映し出されている。
そして、ベンが母親に「話を聞いているのか」とばかりに顔を掴まれると、怨念のこもったサイコキネシスを思わせる表情で「人も操れるんだ」と告白し、暗がりで何者かが暴行を受ける衝撃的なシーンに続いていく。“無垢なる恐怖”がエスカレートしていく狂気の世界、そのパワーの正体とはいったい…。4人の子供たちの危険な遊びが観る者を翻弄する“北欧スリラー”の真骨頂がここにあり！背筋も凍る恐怖の連鎖が、過酷な猛暑も吹き飛ばす！
＜Staff&Cast＞ 監督・脚本：エスキル・フォクト／撮影監督：シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン／音楽：ペッシ・レヴァント／出演：ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ、ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム、サム・アシュラフ、エレン・ドリト・ピーターセン、モーテン・シュバラ／2021年／ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン／ノルウェー語／117分／シネマスコープ／カラー／5.1ch／原題：De uskyldige／英題：THE INNOCENTS／日本語字幕：中沢志乃 ／提供：松竹、ロングライド／配給：ロングライド 公式サイト：https://longride.jp/innocents
