チェスの日を記念して『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』監禁地獄を耐え抜いた男のチェス覚醒シーン解禁！
文豪シュテファン・ツヴァイクの傑作小説「チェスの話」を原案とする映画『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』が7月21日（金）より全国公開される。これに先駆け、今日7月20日の「チェスの日」（2019年、国連総会によって制定）にちなみ、過酷な監禁生活を生き抜いた主人公の衝撃シーンが一部解禁された。
＜Introduction＞ 本作は、ナチス占領下のオーストリアを舞台に、ヒトラーの命令でホテルに監禁された男が、１冊のチェス本を武器にナチスとの心理戦に挑む姿を描いたサスペンス。世界的ベストセラーを基に、『ゲーテの恋～君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」～』（2010）のフィリップ・シュテルツェル監督がメガホンをとり、皮肉にも『帰ってきたヒトラー』（2015）でヒトラー役を演じたオリヴァー・マスッチが監禁生活に耐える主人公を熱演する。
ある日突然、ナチスの秘密国家警察（ゲシュタポ）に拘束され、ホテルの一室に監禁されたヨーゼフ（オリヴァー）。部屋には最低限の家具が置いてあるだけ、外の世界から完全に隔離された空間だ。そんな環境の中で、なんとか正気を保とうとするヨーゼフだが、次第に精神が蝕まれていく。 そんなある日、彼は偶然“チェス本”（入門書）を手に入れ、その一冊を頼りに彼は正気を保とうと格闘する。
＜Focus Points＞ 解禁となった本編映像では、ヨーゼフが偶然手に入れた一冊の本から、チェスの世界にのめり込んでいく姿が映し出される。何ヵ月間も一人でホテルの部屋に放置され続け、会話や活字に飢えていたヨーゼフは、今まで興味もなかったチェスの世界に没頭していく。ひたすらにチェスの棋譜をつぶやきながら、チェス盤に見立てた風呂場のタイルと自作の駒で、一人対局を行う。狂気的なまでに熱中する彼は、一体いつまで正気を保ち続けられるのか…本作の鍵を握る最も重要なシーンと言えるだろう。
＜Story＞ ロッテルダム港を出発し、アメリカへと向かう豪華客船。ヨーゼフ（オリヴァー）は久しぶりに再会した妻と船に乗り込む。船内ではチェスの大会が開かれ、世界王者が船の乗客全員と戦っていた。船のオーナーにアドバイスを与え、引き分けまで持ち込んだヨーゼフは、彼から王者との一騎打ちを依頼される。ヨーゼフはなぜチェスに強いのか…そこにはナチスが絡んだ悲しい理由があった。王者との白熱の試合の行方と共に、衝撃の真実が明かされる。
＜Staff&Cast＞ 監督：フィリップ・シュテルツェル／原案：シュテファン・ツヴァイク／出演：オリヴァー・マスッチ、アルブレヒト・シュッへ、ビルギット・ミニヒマイアー／2021／ドイツ／ドイツ語／112分／カラー／5.1ch／シネマスコープ／原題：Schachnovelle／G／字幕翻訳：川岸史／提供：木下グループ／配給：キノフィルムズ 公式サイト：royalgame-movie.jp
