前作『愛うつつ』『きみは愛せ』から、「愛しているがゆえにセックスをしない」という共通テーマを描いてきた新鋭・葉名恒星監督の商業デビュー作『きみとまた』が、8月18日(金)より公開される。
<Focus Points> 愛しているのに彼女が抱けない、性欲が湧かない…。自主、商業 問わず大小様々なラブストーリーが毎年劇場公開される中、その衝撃的なテーマと独自の視点で『愛うつつ』『きみは愛せ』を発表し、インディーズ映画界に衝撃を与えた葉名恒星監督。自身のライフワークとも言えるその一貫したテーマで新たに紡いだ本作で、ついに商業デビューを果たす。
昔の恋人のことを未だに忘れられずにいる自主映画監督・まるお役で主演を務めるのは平井亜門。テレビドラマ「ガチ恋粘着獣」ではメインロールの YouTuber に対して挑戦的な態度で執拗に迫り地位を脅かすライバル配信者役デ登場し話題沸騰。映画『左様なら』『アルプススタンド のはしの方』で注目され、『神田川のふたり』『MOON and GOLDFISH』(全国順次公開中)と主演作が続く若手のホープが、葉名監督自身を投影した主人公をみずみずしく演じる。まるおが想い続けるアキを演じるのは、テレビ、舞台で活躍中の新進女優・伊藤早紀。子どもを望みながらも夫とセックスレスに悩み元恋人に「あなたの精子が欲しい」と突飛なお願いをする難役に体当たりで挑む。
<Story> 愛しているからセックスをしたくない。それが原因で別れた恋人アキ(伊藤)を未だに忘れられないでいる自主映画監督のまるお(平井)。自身の体験を基に新作映画を撮ろうとするが脚本に行き詰ってしまう。なぜアキを抱けなかったのか。この自問自答と向き合うためアキに会う決心をするまるお。一方のアキはサラリーマンの田頭と結婚しているが、子供は欲しいのにセックスレスの夫婦関係に悩んでいた。久しぶりに再会するまるおとアキ。まだアキの事 を忘れられないまるおに対し、アキは別れ際に言う。「まるおの精子をください」と…。
●平井亜門、伊藤早紀、葉名恒星監督コメント
平井亜門 :台本を読んで「あ、マルくんの痛み分かるかもしれない!し、分かりたい!」と思いました。覚悟が要る作品だなと思いました。撮影を無事に終えられたら自分は一皮剥けることができるんじゃないかとワクワクしました。たくさん念をぶち込みました。こんなこと書いてますが僕はまだ完成した映画を見ていません。見るの、少し怖いです。が、とっても楽しみでもあります。この映画が、見てくれた不器用な誰かの心に寄り添ってくれますように。
伊藤早紀 :この作品のお話を頂いた時、 結婚経験がない私に、セックスレスの夫婦の役を演じ切れるのかと、緊張がありました。 しかし葉名監督の中のアキと自分の中のアキと向き合っていくうちに、アキとしての感情が芽生え、作品の完成が楽しみになっていました。撮影中もスタッフさんやキャストの仲間に助けられ演じ切ることが出来ました。 私の初主演映画がこの作品で、アキを演じられたことを誇りに思っています。 様々な感情の中でアキが出した答えを是非劇場で楽しんで頂けたらと思います!
葉名恒星監督 :『街の片隅で懸命に生きる若者たちの恋とセックスを描く』 そんなコンセプトの〈マヨナカキネマ〉としての映画のお話を頂いた時、消費されていくセックスに対して作りたいと思い、この物語を書きました。 取り戻せない日々にすがりながらも必死にいまを生きようとする主人公たちを、ぜひ映画 館に観に来ていただけると嬉しいです。
<Staff&Cast> 出演:平井亜門、伊藤早紀、長村航希、中山求一郎、久保乃々花、丸純子、冨手麻妙、仁科亜季子/脚本・監督:葉名恒星/エグゼクティブプロデューサー:山口幸彦/企画:利倉亮/プロデューサー:江尻健司/音楽:山城ショウゴ/撮影:米倉伸/照明:加藤大輝、藤井光咲/録音・整音:織笠想真/美術:岡本まりの/編集:高橋信之/助監督:中村幸貴/編集協力:蛭田智子/機材協力:本間光平/制作協力:レジェンド・ピクチャーズ/製作:キングレコード 公式サイト:mayonaka-kinema.com/kimitomata/
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