磯⼭さやか、映画『愛のこむらがえり』でコメディアンヌ全開！志村ファミリーの底力見せる
映画製作を目指し奮闘するカップルの悲喜こもごもを描くライトコメディー『愛のこむらがえり』（6月23日＜金＞公開）で、『まいっちんぐマチコ！ ビギンズ』以来、17年ぶりに主演を務めた磯山さやか。故・志村けんさんのコント番組で鍛えたコメディーセンスで輝きを放っている。
＜Focus Points＞ 磯山演じる地⽅公務員の⾹織は、浩平（吉橋航也／劇団東京乾電池）の⾃主映画に心奪われ同棲⽣活を始めるが、8年経っても映画監督としてなかなか芽が出ない。切羽詰まった浩平が背⽔の陣で書き上げたシナリオを何が何でも映画化しようと、香織は暑苦しいほどの情熱で推しまくるのだが…。ダメ男のために四苦八苦する磯山の姿が愛おしくて、思わず「頑張れー！」と応援したくなるのだが、一生懸命やればやるほどコミカルで、クスッと笑ってしまうところも彼女の魅力。シナリオに感動して子役のように号泣したり、明らかにデカすぎる紙袋２つ抱えて差し入れに来たり、ある大物俳優にお説教されて追い返されているのに帰り際、から揚げを頬張りモグモグする姿は、まさにコント番組で共演した故・志村けんさん仕込みのボケ演技。
オフィシャルインタビューでも磯山は、「志村さんのコントでは、OLさん、お母さん、主婦など、割と普通の役柄を演じることが多かったんです。だから香織も、近所や隣町にいそうなリアルさのある人として、すんなりと役に入っていくことができました。ふざけるシーンでは、コントでの間合いというか、反応というか、そこで培ったものが生かされたんじゃないかなと思います」と語っており、志村ファミリーとして磨いたスキルが演技に息づいていることを明かしている。ただ、酔っぱらうシーンは、高橋正弥監督から「酔っぱらいすぎ」とダメ出しされたとか。ちなみにビールを飲むシーンは、高橋監督の要望で本物のビールを飲んだのだとか。「美味しそうに飲む表情を見たかった」というマニアックなこだわりにもしっかり応える女優・磯山さやか。17年ぶりに映画の世界で新境地を拓いた（ちょっと大袈裟かな？）と言えるだろう。
また、映画業界を⼿を携えながら駆け抜けていく⾹織と浩平をコミカルに演じた磯山、吉橋をはじめ、「映画は⼈を狂わせる罪⼈なんだよ」と忠告する往年の名監督役に品川徹、伝説のスクリプター役に吉⾏和⼦、国宝級俳優・⻄園寺宏役に柄本明、映画プロデューサー・伸⼦役に菜 葉 菜、香織が務めるパン屋の先輩店員・峰子役にしゅはまはるみ、同じ香織の同僚・片山役に和田雅成、謎の男ハロルド役に篠井英介、映画会社のプロデューサー・村上役に京野ことみ、そして香織の両親役に菅原大吉、浅田美代子と…⼆⼈を取り巻く印象的なキャラクターを豪華俳優陣が軽やかに演じ、脇を固めているところも見どころだ。これまで根岸吉太郎、相米慎二、市川準、森田芳光、阪元順治ら名匠たちの助監督を務めてきた高橋正弥監督（『渇水』『月と嘘と殺人』）ならではの人脈が本作を大いに盛り上げている。映画仲間って最高！
©『愛のこむらがえり』フィルムパートナーズ
＜Staff&Cast＞ 出演：磯⼭さやか、吉橋航也、篠井英介、菜 葉 菜、京野ことみ、しゅはまはるみ、和⽥雅成、伊藤武雄、⼩⻄貴⼤、前迫莉亜、藤丸 千、川村那⽉、浅⽥美代⼦、菅原⼤吉、品川 徹、吉⾏和⼦、柄本 明／監督︓髙橋正弥／製作︓宮引喜⼋／企画︓加藤正⼈、井出清美／エグゼクティブプロデューサー︓⼩河政宏、松枝佳紀／原作︓加藤正⼈、安倍照雄／脚本︓加藤正⼈、安倍照雄、三嶋⿓朗／⾳楽︓宮原慶太／エンディング曲︓VOLOMUSIKS 「夢がよぶほうへ」（SELECTIVE RECORDS）／ラインプロデューサー︓中村有孝／撮影︓鈴⽊雅也／照明︓市川⾼穂／美術︓⼤町 ⼒／録⾳︓中⼭隆匡／編集︓⼩林由加⼦／カラリスト︓関⾕和久／スタイリスト︓袴⽥知世枝／メイク︓渡辺順⼦／グラフィック︓カトオヨオイチ／アニメーション︓UBUNA／助監督︓平野勝利／アシスタントプロデューサー︓植地美鳩／協⼒︓調布市、TOKYOひのでフィルムコミッション、鉾⽥市、横須賀市、いすみ市／配給︓プラントフィルムズエンタテインメント／宣伝︓ムービー・アクト・プロジェクト／2023年 ⽇本 | 108分 | ビスタサイズ | 5.1ch | DCP・Blu-ray 公式サイト：https://aikomu-movie.com/
