坂本龍一氏追悼、『戦メリ』4K 修復版再上映決定！特別ヴィジュアル公開
＜Introduction＞ アンプラグドでは、2021 年 4 月 16 日～2023 年 3 月 31 日をもって『戦場のメリークリスマス 4K 修復版』の配給上映権終了を迎えたが、2023 年 3 月28 日、本作のメインキャストで、音楽を担当した坂本龍一氏が 71 歳でこの世を去ったことで、全国の映画館や観客から追悼上映を希望する問合せが殺到。急遽、特別に大島渚プロダクションの依頼と坂本氏の事務所の協力により、追悼ロードショーとして 5 月 26 日（金）より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか期間限定で再上映することが決定した。
松竹ヌーヴェル・ヴァーグを生み、差別や犯罪など、社会の歪みと闘い続けた熱き映画監督、大島渚の最大のヒット作である『戦場のメリークリスマス』は、坂本氏のほか、デヴィッド・ボウイ、ビートたけし、内田裕也など、本業が俳優ではない個性的なキャスティングで原作者の日本軍俘虜収容所での体験を描いた、戦闘シーンが一切ない異色の戦争映画。
本作での坂本氏は、デヴィッド・ボウイ扮するジャック・セリアズ少佐の凛とした美しさと気高い生き様に次第に惹かれていくヨノイ大尉を演じており、東洋と西洋の文対立と融合だけではなく、性別を超えて人が人に惹かれる、尊敬にも似た心の動きが描かれる。40 年前の作品とは思えないほど現代的なテーマであり、2021 年にデジタル修復を施した 4K 修復版の公開を始めた際は、鮮やかなピンクのポスタービジュアルも目を引き、本作初鑑賞となる若く新しい世代の観客が多く足を運び、色褪せぬ強烈な魅力で〈戦メリ旋風〉を巻き起こした。
その後、ポスタービジュアルを黒に一新し、今年 1 月から 3 月末までアンコール上映を実施。今回の追悼ロードショーでは白 ver.を作成した。世界的な音楽家である坂本氏にとって、本作が初めて映画音楽に携わった作品であり、名曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」ほか、劇中曲全てを手掛けた坂本氏自身にとっても特別な作品。この追悼ロードショーで、彼の若き日の功績を偲び、世界で愛される名曲、そして俳優としても存在感を示すその姿を脳裏に焼き付けてほしい。
＜Staff&Cast＞ 出演：デヴィッド・ボウイ、トム・コンティ、坂本龍一、ビートたけし、ジャック・トンプソン、ジョニー大倉、内田裕也／監督・脚本：大島渚／脚本：ポール・マイヤーズバーグ／原作：サー・ローレンス・ヴァン・デル・ポスト「影の獄にて」／製作：ジェレミー・トーマス／撮影：成島東一郎／音楽：坂本龍一／美術：戸田重昌／1983 年／日本=イギリス=ニュージーランド／英語・日本語／123 分／ビスタサイズ／ステレオ／協力：大島渚プロダクション／配給・宣伝：アンプラグド／公式サイト：oshima2021.com
©大島渚プロダクション
【上映館（2023.4.17現在）】
5/26～
東京 新宿ピカデリー
東京 ヒューマントラストシネマ有楽町
東京 アップリンク吉祥寺
東京 MOVIX 昭島
千葉 シネマイクスピアリ
神奈川 MOVIX 橋本
埼玉 MOVIX 三郷
長野 長野ロキシー
愛知 ミッドランドスクエアシネマ
愛知 MOVIX 三好
大阪 なんばパークスシネマ
大阪 シネ・リーブル梅田
大阪 MOVIX 堺
京都 MOVIX 京都
兵庫 kino cinema 神戸国際
広島 八丁座
熊本 熊本ピカデリー
5/27～
千葉 キネマ旬報シアター
6/2～
岡山 シネマ・クレール丸の内
6/9～
神奈川 あつぎのえいがかん kiki
6/11～
群馬 高崎電気館
6/24～
鹿児島 ガーデンズシネマ
7/15～
神奈川 横浜シネマリン
順次
福岡 KBC シネマ
栃木 小山シネマロブレ
広島 サロンシネマ
宮崎 宮崎キネマ館
福井 メトロ劇場
新潟 新潟シネ・ウインド
