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OCT 24, 2022 イベント

<第 35 回東京国際映画祭> 14年ぶりに復活した『黒澤明賞』アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督が受賞

黒澤明監督

第35回東京国際映画祭では、「日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、新たな才能を世に送り出していきたい」という願いを込めて、世界の映画界に貢献した映画人、そして映画界の未来を託していきたい映画人に贈られる賞として、14 年ぶりに『黒澤明賞』が復活。山田洋次監督、仲代達矢氏、原田美枝子氏、川本三郎氏、市山尚三東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの 5名の選考委員により、受賞者はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督と深田晃司監督に決定した。なお、過去にはスティーヴン・スピルバーグ、山田洋次、侯孝賢などが受賞している。

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、2000 年に『アモーレス・ペロス』で長編映画監督デビューを果たし、同作で第 53 回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門、第 13 回東京国際映画祭でグランプリを受賞、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。以降『バベル』(2006 )、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014 )、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2016 )と精力的に作品を発表し、アカデミー賞監督賞ほか数々の映画賞を獲得。最新作『バルド、偽りの記録と一握りの真実』は、本年度ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出され、東京国際映画祭のガラ・セレクション部門で上映されることも決定しており、11 月より一部劇場でも公開される。

深田晃司監督

一方、深田晃司監督は、2016 年『淵に立つ』が第 69 回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、同作で 2017 年には第 67 回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞したほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営危機に陥るミニシアターが続出したことに対し、同じく映画監督の濱口竜介氏らとともに全国の小規模映画館支援のためのクラウドファンディング『ミニシアター・エイド基金』を立ち上げるなど、映画監督としての枠を超えた活動にも精力的に取り組んでいる。最新作『LOVE LIFE』は先日のベネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、満場の喝采で迎えられた。

黒澤明賞の授賞式は 10 月 29 日(土)に帝国ホテルにおいて開催予定

◆第35回東京国際映画祭 開催概要
■開催期間:2022年10月24日(月)~11月2日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアの各映画館やホールなど
■主催:公益財団法人ユニジャパン ■公式サイト:www.tiff-jp.net

◆TIFFCOM2022 開催概要
■開催期間:2022 年 10 月25 日(火)~27 日(木)(※オンライン開催)
■公式サイト:www.tiffcom.jp

©2022 TIFF

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