奇才ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた最新作『アステロイド・シティ』が第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、公式上映後、6分間ものスタンディング・オベーションという最大限の賛辞を受けた。
<現地レポート> 本作を引っ提げてカンヌ入りを果たしたウェス監督は、ジェイソン・シュワルツマン、トム・ハンクス、スティーヴ・カレルなど豪華俳優陣と共にレッドカーペットに登場。ヒロインを務めたスカーレット・ヨハンソンはベビーピンクのプラダのドレスで登場し、レッドカーペットを華やかに彩り、マヤ・ホークとルパート・フレンドは、BGMに合わせてダンスを披露。そして迎えた公式上映会では、上映終了後に6分間ものスタンディング・オベーションという最大限の賛辞を受けた。
英国ガーディアン紙は「ウェス・アンダーソンが描く1950年代のSFは、純粋なスタイルの勝利であり、爽快である。」と高評価。星5つの最高点をつけたThe Independentは、「この作品は、彼の最高傑作に匹敵するほどお茶目でありながら、心の琴線に強く触れる」と称賛し、Indie Wire誌では「ウェスアンダーソン史上最高の作品の一本」のコメントを添えて「A」にランクング。そのほか「ウェス・アンダーソン的なものはAIによってあふれているが、彼の映画は唯一無二!傑作『グランド・ブダペスト・ホテル』に勝るとも劣らない素晴らしい映画!(the Daily Beasts)」など、絶賛の声が相次いでいる。
<作品概要> 9月1日(金)より日本公開となる映画『アステロイド・シティ』は、アメリカでの予告編が公開されるや否や国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks」でトレンド1位を獲得し、すでに日本でも期待値が高まっている注目作。メガホンをとるウェス監督は、『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)でアカデミー賞®️4部門を受賞、『犬ヶ島』(18)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、その独特な世界観で観客を魅了し続けている。原案はウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作。脚本はウェス監督が単独で務め、彼特有の世界観に満ちたファン必見の一作となっている。
<あらすじ> 舞台は 1955 年頃のアメリカ、架空の砂漠の街“アステロイド・シティ”。ここで行われる青少年天文学者と宇宙飛行士候補生の大会に集まった生徒とその家族たち。彼らの旅は、世界を大きく変えるほどの出来事によって、予想もしない方向に向かっていく…。
<スタッフ&キャスト> 出演:ジェイソン・シュワルツマン、 スカーレット・ヨハンソン、 トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、 エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、 スティーブ・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、 ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、 ジェフ・ゴールドブラムほか/ 監督・脚本:ウェス・アンダーソン/配給:パルコ、ユニバーサル映画)