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MAY 13, 2022 インタビュー

映画『THE TOKYO TOILET プロジェクト』/ヴィム・ヴェンダース監督11年ぶりに来日!最新作への意気込み、役所広司の魅力を語る

映画『THE TOKYO TOILET プロジェクト』/ヴィム・ヴェンダース監督
ヴィム・ヴェンダース監督

日本でも絶大な人気を誇るドイツ出身の映画監督・ヴィム・ヴェンダースが東京・渋谷を舞台に自身の最新作『THE TOKYO TOILET プロジェクト』を撮影することが決定、5月11日に都内で世界発信された。ヴェンダース監督がその趣旨、社会的意義に賛同し、映画制作を決意させたこのプロジェクトでは、世界的に活躍する16名の建築家やクリエイターがそれぞれの個性を発揮して、2020年から東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを新たなデザインで改修し、現在までに12カ所が完成。その仕上がりは、従来の公共トイレのイメージを刷新し、日々の生活に共存するアートに昇華されており、現在日本だけでなく海外からも大きな注目を集めている。

今回、ヴェンダース監督は、現在の東京・渋谷の街、そしてTHE TOKYO TOILETで改修された公共トイレを舞台に映像製作を行なう予定で、2011年以来11年ぶりの来日を果たし、シナリオハンティングを敢行。同日に行われた記者会見では、主演の役所広司、建築家の安藤忠雄、 長谷部健渋谷区長、プロジェクトオーナーの柳井康治、クリエイティブディレクターの高崎卓馬が出席した。

映画『THE TOKYO TOILET プロジェクト』/役所広司
役所広司

会見で、「今回のアートプロジェクトではどんなものを作るのか?」という質問を受けたヴェンダース監督は、「大きなチャレンジであるこの企画では、社会的に意義があるものを、自由な発送で何章かに分けて作り上げたい」と強調。主演の役所氏については、「色々な作品を拝見しています。自分というものがありながら、作品や環境によって全く異なるキャラクターを演じ分けることができる俳優だと思っています。私は好きではない俳優とはお仕事ができないのですが、役所さんは本当に最初から好きになりました。悪い役を演じている時でも凄く良いなと思っていたので、なぜここまで私は役所さんのことが好きなのか?ということを知るためにも、是非お仕事をご一緒したいと思っています」と同席している本人にラブコール。それを受けて、役所は「今回の作品で監督に嫌われないように頑張りたいです(笑)先程、物語の話をきいて、トイレという場所を舞台に365日1日3回清掃する男性清掃員の物語とのことで、とても美しい物語になりそうな気がしました」と意気込みを語った。

映画『THE TOKYO TOILET プロジェクト』ヴェンダース監督/役所広司

【THE TOKYO TOILETプロジェクトとは】

プロジェクトメンバー

柳井康治と日本財団が、多様性を受け入れる社会の実現を目的に実施する公共トイレ改修プロジェクト。渋谷区全面協力の下、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを区内17カ所に設置する。趣旨に賛同する16人のクリエイターが参画し、デザイン・クリエイティブの力で、新しい社会のあり方を提案する。

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