カンヌ2部門受賞&オスカーノミネート他映画賞席巻！異色のポーランド映画『EO イーオー』公開！
＜Introduction＞ 第 75 回カンヌ国際映画祭では審査員賞・作曲賞 2 部門を受賞、全米映画批評家協会賞では外国語映画賞・撮影賞の 2 部門を受賞、さらには本年度ポーランド代表作品としてアカデミー賞®️国際長編映画賞にノミネートされ、世界から熱い注目が注がれているヨーロッパ映画界の名匠イエジー・スコリモフスキ監督（『早春』『アンナと過ごした4日間』）7年ぶりの新作『EO イーオー』が、5 月 5 日（祝・金）よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて劇場公開される。
この映画の主人公は“EO（イーオー）”という名前のロバ。監督自身が「私が唯一、涙を流した映画」と語る、ロベール･ブレッソンの『バルタザールどこへ行く』にインスパイアされた本作は、ミハウ･ディメクによる臨場感あふれる見事なカメラワークと、世界の映画賞を席巻中のパヴェウ･ミキェティンによる印象的な音楽に引き寄せられ、 EO の旅を見守りつつも、ある時は EO の目線で予期せぬ荒波を潜り抜ける体験をする。人間のおかしさと愚かさを全くの別視点から体感するような無比の映像体験には、多くの称賛が寄せられている。
＜Story＞ 愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。心優しきパフォーマー、カサンドラ（サンドラ・ジマルスカ）のパートナーとしてサーカス団で生活していたが、動物愛護団体によるデモにより外に連れ出されてしまう。予期せぬ放浪の旅のさなか、善人にも悪人にも出会い、運を災いに、絶望を思わぬ幸福に変えてしまうEOだが、ただ生来の無邪気さだけは失うことはない。やがて彼の旅は国境を越え、イタリアのある美しい邸宅までたどり着く。どこか影のある司祭ヴィトー（ロレンツォ･ズルゾロ）、夫に先立たれた伯爵夫人（イザベル･ユペール）らと出会った EOの目には何が映し出されているのだろうか…。
◆主な受賞
●第 95 回アカデミー賞国際長編映画賞 ポーランド代表●全米映画批評家協会賞 2022 外国語映画賞／撮影賞●ロサンゼルス映画批評家連盟賞 2022 外国語映画賞／音楽賞／撮影賞●ニューヨーク映画批評家協会賞 2022 最優秀外国語映画賞受賞●ナショナル・ボード・オブ・レビュー 2022 NBR Award 受賞●第 35 回ヨーロッパ映画賞 ヨーロッパ・フィルム・アカデミー大学賞／オリジナルスコア賞受賞●第 45 回デンバー映画祭 クシシュトフ・キェシロフスキ賞受賞●第 30 回ハンプトン国際映画祭 THE ZELDA PENZEL GIVING VOICE TO THE VOICELESS 賞受賞●第 67 回バリャドリッド国際映画祭 最優秀監督賞受賞
＜Staff&Cast＞ 監督：イエジー・スコリモフスキ脚本・製作：エヴァ・ピアスコフスカ、イエジー・スコリモフスキ撮影：ミハウ・ディメク音楽：パヴェウ・ミキェティン編集：アグニェシュカ･グリンスカ調教師：アガタ･コルドス出演：EO：タコ、オラ、マリエッタ、エットーレ、ロッコ、メラ、サンドラ・ジマルスカ、マテウシュ･コシチュキェヴィチ、ロレンツォ・ズルゾロ、イザベル・ユペール／2022／ポーランド、イタリア／カラー／ポーランド語、イタリア語、英語、フランス語／88 分 ／映倫：G／後援：ポーランド広報文化センター ／配給：ファインフィルムズ
