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APR 04, 2023 劇場公開作

光石研12 年ぶり単独主演作『逃げきれた夢』(6/9公開)人生の岐路を迎えた中年男の新たな一歩

<Introduction> 映画デビューから 45 年、日本の映画・ドラマ界を支える名優・光石研が 2011 年公開作『あぜ道のダン ディ』から 12 年ぶりに映画単独主演を務めた『逃げきれた夢』(6月9日(金)公開)の予告編とポスタービジュアルが解禁された。予告編では、光石演じる北九州の定時制高校教頭・末永周平(光石)が人生のターニングポイントに気付き、不安定な心を抱えながらもテキトーにこなしてきた「これまで」に区切りをつけ、「これから」 のために新たな一歩を進もうとする姿をリアルに映し出す。

メガホンを取るのは、『魅力の人間』(12)で第34回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞し、以降、『枝葉のこと』(17)、『お嬢ちゃん』(19)などの作品で、国内のみならず世界の映画祭で評価を高めた新鋭・二ノ宮隆太郎。瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』『菊とギロチン』)が審査員を務めた 2019 年フィルメックス新人監督賞のグランプリ受賞作である脚本を基に二ノ宮監督自ら映画化することで興業映画デビューの切符を手に入れた。なお、二ノ宮は個性派俳優としても精力的に活動しており、Netflixドラマ『全裸監督』や映画『ヤクザと家族 The Family』などにも出演している。

物語のカギを握る周平の元教え子・平賀南には、総勢 800 人のオー ディションを見事突破し役を掴んだ若手女優のホープであり、光石研と同じ北九州出身の吉本実憂。また、主人 公の妻・彰子を坂井真紀、娘・由真を工藤遥、さらに旧友・石田を光石本人とも気心の知れた松重豊が務める。

<Story> 北九州で定時制高校の教頭を務める末永周平(光石)は、ある日、元教え子の南(吉本)が働く定食屋で支払いをせず無言で立ち去ってしまう。記憶が薄れていく症状によって、これまでのように生きられなくなってしまったようだ。「待てよ、“これまで”って、そんなに素晴らしい日々だったか? 」。妻の彰子(坂井)との仲は冷え切り、一人娘の由真(工藤)は、父親よりスマホ相手の方が楽しそうだ。旧友の石田(松重)との時間も、ちっとも大切にしていない。周平は「これから」のために「これまで」を見つめ直していくが…。

二ノ宮隆太郎監督からのコメント

映画の世界を志してから、好きな俳優という質問に、必ず光石研さんと答えていました。 ものすごく人間だから、光石研さんが好きだと答えていました。 この映画は、ある人間の今までの人生と、これからの人生の物語です。 観てくださった方の心に、ほんの少しでも、なにかを感じていただけましたら幸いです。

二ノ宮監督

<Staff&Cast> 監督・脚本:二ノ宮隆太郎/出演:光石研、吉本実憂、工藤遥、杏花、岡本麗、光石禎弘、坂井真紀、松重豊/製作総指揮:木下直哉/プロデューサー:國實瑞惠、関友彦、鈴木徳至、谷川由希子/撮影:四宮秀俊/照明:高井大樹/録音:古谷正志/美術:福島奈央花/装飾:遠藤善人/衣装:宮本まさ江/ヘアメイク:吉村英里/編集:長瀬万里/音楽:曽我部恵一/助監督:平波亘/制作担当:飯塚香織/企画:鈍牛倶楽部/製作:木下グループ/配給:キノフィルムズ/制作プロダクション:コギトワークス/映倫G DCP/カラー/スタンダード/モノラル/96分  公式サイト:nigekiretayume.jp 

©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ

映画『逃げきれた夢』は6月9日(金)より新宿武蔵野館、シアター・イメージフォーラムほか全国ロードショー

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