<Introduction> 2012年、映画賞を席巻した『かぞくのくに』を皮切りに、『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』『ヤクザと家族 The Family』『空白』など社会性と娯楽性を併せ持った独自の企画力で、数多くの注目作を世に送り出してきた故・河村光庸プロデューサー。その遺志と遺伝子を受け継いだ制作会社スターサンズの精鋭チームが集結し、河村氏自らが『新聞記者』の監督に抜擢し、稀有な才能を開花させた藤井道人と再びスクラムを組んだ最期の作品『ヴィレッジ』がついに完成。「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこに住む人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を圧倒的な映像美と世界観で描く異色のサスペンス・エンタテインメントが、4月21日(金)そのベールを脱ぐ。
主人公の優を演じるのは、『線は、僕を描く』『アキラとあきら』『流浪の月』など話題作への出演が続き、進境著しい横浜流星。どこにも居場所を見つけられずに生きてきた青年が、自分とこの世界をつなぐ唯一の“希望”を守るため、ダークサイドに転じていく姿をリアルに体現。黒木華、古田新太、中村獅童、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗(HiHi Jets)ら豪華出演陣との共演で新境地を魅せる。河村氏のDNAを受け継いだスターサンズのもと、藤井道人監督×横浜流星が魂を注いで完成させた渾身の一作『ヴィレッジ』。二人にとって“代表作”を更新することは間違いないだろう。
<Story> 夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村。神秘的な「薪能(たきぎのう)」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃より霞門村に住む片山優(横浜)は、美しい村にとって異彩を放つこの施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ希望のない日々を送っている。かつて父親がこの村で起こした“事件”の汚名を背負い、その罪を肩代わりするようにして生きてきた優には、人生の選択肢などなかった。そんなある日、幼馴染の美咲(黒木)が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す――。
<Staff&Cast> 出演:横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太/監督・脚本:藤井道人/音楽:岩代太郎/企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸/制作プロダクション:スターサンズ/制作協力:Lat-Lon/配給:KADOKAWA、スターサンズ/製作:「ヴィレッジ」製作委員会
映画『ヴィレッジ』は2023 年 4 月 21 日(金) より全国公開
©️2023「ヴィレッジ」製作委員