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DEC 07, 2025 劇場公開作

ジョン・レノン生涯最後の10年間に秘められた真実とは?最新ドキュメンタリー『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』公開中

1980年12月8日、筆者が大学2年の年だ。ジョン・レノンが撃たれたという衝撃のニュースがラジオから飛び込んできた。あれから早45年、その影響力は計り知れず、数多くのドキュメンタリーやジョン・レノンを題材とした映画やドラマが公開・放映され、昨年も個人秘書メイ・パンとの18カ月間にスポットを当てたドキュメンタリー映画『ジョン・レノン 失われた週末』が大きな話題を集めた。

オノ・ヨーコ『グレープフルーツ・ジュース』のサイン会に出席したジョン

そして12月5日(金)より公開された最新ドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』では、ジョン・レノンの生涯最後の10年間に焦点を当て、ビートルズ解散後も独自に進化を遂げ、革新的な音楽を生み出しながら反戦運動の最前線に立ち、史上最も影響力のあるポップカルチャーアイコンの一人となった伝説の人物の軌跡を辿る。  

貴重かつ豊富なアーカイブ映像を軸にしながら、最後のアルバムに秘密裏に集められたミュージシャンとスタッフ、射殺された12月8日にジョンをインタビューし、事件前にマーク・チャップマンと話したジャーナリスト(そのほか「君にスクープをあげる」と一番に秘密を教えてもらったジャーナリスト、たまたまジョンが担ぎ込まれた病院にいたジャーナリストなどが証言者として登場!)など、ジョンにゆかりのある人たちが、伝説となった彼の行動の裏に隠された真実を赤裸々に語る。

薬物使用で逮捕されたジョン

中でも、実現しなかった1981年のカムバック・ツアーの詳細、改めて語られるジョンとヨーコの出会いや生活の全貌など、ファンにとって目新しい情報が満載。ジョンとヨーコの個人秘書でありプロダクション・アシスタントを務めたメイ・パンとの「失われた週末」、ポール・マッカートニーとの法廷闘争、薬物使用についての詳細も明らかに。さらにはグリーンカード取得のための苦闘、夫であること父であることの難しさなどについても語られる。(個人的には、ジョンは意外にも下戸だったこと。さらに、ショーン誕生で子育てに目覚めたはずのジョンが「毎日パンを焼いて、子守をしているよ」と発言していたが、実は数回程度で、あとはお手伝いさんが全部やっていたという暴露話が、いかにも適当なジョンらしく苦笑いしてしまった…)

愛息子ショーンとのひととき

<Synopsis> 20世紀を代表するミュージシャンであり、平和運動家としても知られるジョン・レノン。1967年のビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインの死は全てを変えた。ベトナム戦争真っ只中の1969年3月、ジョンは、オノ・ヨーコと結婚し、12月、ジョンはカナダで親しいジャーナリストに、スクープとしてビートルズ離脱を告白。 1972年の再選を狙うニクソン大統領は、若者が民主党に投票することを恐れ、平和活動をしていたジョンを“反米的存在”と見なし、ロンドンでの軽微な薬物の前科を理由にして国外退去命令を出す。永住権が欲しい夫妻は抗戦。

 

ジョンの天敵・ニクソン大統領

1971年にジョンは、ポール・マッカートニーを批判した自作曲”How Do You Sleep?”を発表。1973年半ばから18ヶ月のメイ・パンとの恋人関係の後、ジョンとヨーコはよりを戻す。1980年、ジョンは、ラジオでポール・マッカートニーの「Coming Up」を耳にし刺激を受け、本格的な音楽制作を再開。秘密裏に5年ぶりとなるアルバム『ダブル・ファンタジー』を制作し、ワールドツアーの計画も開始。しかし、アルバムリリース翌月の12月8日、帰宅時に射殺されてしまう。ジョンの逝去後にポールがジョンと親しかったジャーナリストに聞いた質問とは?    

ポーだル・マッカートニー脱退の記事

監督:アラン・G・パーカー/出演:ジョン・レノン(アーカイブ)、ジョージ・ハリスン(アーカイブ)、リンゴ・スター(アーカイブ)、ポール・マッカートニー(アーカイブ)、オノ・ヨーコ(アーカイブ)、スティーヴ・ターナー、クリス・チャールズワース、クリス・サレヴィッツ、トニー・ブラムウェル、タリク・アリ、アンディー・ピーブルズ、ヘレン・アンダーソン、デイヴィッド・スターク、ピーター”ドゥーガル”バトラー、レイ・コノリー、トニー・パーマー、クリス・ウェルチ、バリー・マイルス、フィリップ・ノーマン、ジョン・ダンバー、ボブ・ハリス、アール・スリック、ジェイ・ベルゲン、アラン・ワイス、ヘンリー”ザ・ハウス”スミス、ケネス・ウォマック、ジョン・スミス、アンソニー・デカーティス、デイヴ・ショリン、ローリー・ケイ、ヴィニー・アピス、パメラ・デイ・バー、ジェリー・ケーグル、ロバート・モーガン、パット・ギルバート、マーク・カニンガム、マット・スノー /2025 年/イギリス/135分/カラー/1.85:1/英語/原題” Borrowed Time: Lennon’ s Last Decade”/配給:NEGA/公式サイト  :https://borrowedtime.beatles-filmselection.com/

© 2025 BORROWED TIME THE MOVIE LIMITE

ドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』は全国公開中

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