映画『初仕事』(7/2公開決定)予告編/第33回東京国際映画祭 正式ノミネート、第12回TAMA NEW WAVEグランプリ&ベスト男優賞受賞作品!新鋭監督&主演俳優が思い語る
若きカメラマンと依頼主の父親… 奇妙な交流で綴られる喪失と再生の物語
<Introduction>
無名の新人監督ながら第33回東京国際映画祭にてプレミア上映され、 第21回 TAMA NEW WAVE コンペティションにてグランプリとベスト男優賞(澤田栄一)に輝いた、小山駿助監督作品『初仕事』が、遂に7月2日(土)より新宿K‘s cinemaにて公開決定! 公開に先立ち到着した予告編では、写真を撮ることに揺れ動く主人公ふたりの会話が「相手の気持ちがわかってしまったー 自分の気持ちがうつってしまった」というコピーとともに映し出される。
また、⼩⼭駿助監督、澤⽥栄⼀、さらには矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)、片渕須直(アニメーション映画監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』)からのコメントも到着!
◆⼩⼭駿助監督(兼主演:安斎役)
関わってくださったすべての⽅々に深く御礼申し上げます。本当の本当は、作れただけで満⾜なんです。こんな、⼤⼿の商業映画では扱われない危うい題材。それでもこの世の中に確かに存在する、死と若さと愛の格闘が、“喪失”が消費されている現代において果たして皆様の⽬にどのように映るのか。個⼈的な恐怖から端を発したこのお話が、少しでも普遍の趣を獲得しているとしたら、これ以上嬉しいことはありません。どうぞよろしくお願いいたします
◆澤⽥栄⼀(主演・⼭下役)
東京国際映画祭での評価はまたとない体験でしたが、⼤衆の⽬に触れる映画館での上映が決まり、素直に”嬉しい”と感じました。私の演じた主⼈公は、不惑にも⽽⽴にも満たない、迷いの中にいる20代の若者です。遺体の撮影という⼀⾒特異な題材を取り扱っている本作ですが、実は⼤切な⼈との死別や初仕事の苦渋というのは、誰しもが経験している普遍的なことではないでしょうか。⼩⼭監督の『初仕事』、是⾮、劇場でご覧下さい︕
◆⽮⽥部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター) ※推薦コメント
⼩⼭駿助という驚くべき個性を発⾒してもらいたい。ゆらりとした歩き姿と呪⽂のようなつぶやきを持つ俳優として、シンプルな設定を最⼤限に展開させるストーリーテラーとして、そして鋭利な美学を備えた映画作家として、⼩⼭監督が未来の⽇本映画界に鮮烈なインパクトをもたらすことを確信している。
◆⽚渕須直(アニメーション映画監督)※推薦コメント
冒頭から続く⽩く、⽣成りの⾊に作られた画⾯。その中に⽣きる主⼈公もまだ染まらない、⽣地のままでいて、今からなにかの⾊を選ぼうとしている。⽣成り⾊で語られる物語が、こんなにも緊張感をはらんでゆこうとは。
<Story>
写真館のアシスタントである山下は、赤ん坊の遺体の撮影を人づてに依頼され、良い経験になるかもしれないと依頼を受ける。赤ん坊の父親であり依頼主でもある安斎は、始め若い山下に戸惑うも、正直で実直な山下に心を許し、撮影が始まった。遺体の状態を考えると時間がないという状況も、山下の使命感に拍車をかけ、美化すべきでないという倫理観は、目の前の状況に吹き飛ばされる。 一方、安斎も次第に自身を突き動かしていたのが未練だったのではと気づき、山下を止めようとするが…。
<Staff&Cast>
出演:澤田栄一、小山駿助、橋口勇輝、武田知久、竹田邦彦、細山萌子、中村安那 / 監督・出演・脚本・絵コンテ・編集:小山駿助 / 撮影:高階匠 / 照明:迫田遼亮 / 録音:澤田栄一 / メイク:細山萌子 / 衣装:細山貴之 / 美術:田幸翔 / 音楽:中村太紀 助監督:田幸翔/逵 真平 プロデューサー:田幸翔 角田智之 細山萌子 / 配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト / 配給協力:ミカタ・エンタテインメント / 2020年 / 日本 / 94分 / 16:9 / HD
日本劇場公開:7月2日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
公式HP:https://www.hatsu-shigoto.com
©️2020「初仕事」