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JUN 28, 2024 劇場公開作

広瀬すず、根岸吉太郎監督16年ぶりの最新作『ゆきてかへらぬ』で三角関係の愛に狂う!

広瀬すず、愛に狂う女優を熱演

広瀬すずが主演を務める最新作『ゆきてかへらぬ』が、2025年2月に全国公開される運びとなった。本作は実在した女優の長谷川泰子、詩人の中原中也、評論家の小林秀雄という男女3人の出口のない三角関係を描く壮絶な青春映画。真っさらで潔い女性・泰子を演じる広瀬は、二人の天才に愛されながら、狂おしいまでに生きる様を赤裸々に演じ切り、新境地を拓いている。

本作のメガホンを執るのは、『遠雷』(81)『探偵物語』(83)『ウホッホ探検隊』(86)など数々の名作を世に送り出し、日本映画界を長年牽引してきた名匠・根岸吉太郎。脚本は、鈴木清順監督の「浪漫三部作」(『ツィゴイネルワイゼン』(80)『陽炎座』(81)『夢二』(91))や『セーラー服と機関銃』などの作品で異彩を放ち続ける名手・田中陽造。『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ~』以来、実に16年ぶりのタッグ、あらには根岸監督にとっても16年ぶりの長編映画となる。田中による本作の脚本は、「40年以上前に書かれたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった」いわば知る人ぞ知る幻の脚本として知られている。

●広瀬すず(主演)/長谷川泰子(はせがわ やすこ)役

今回演じた長谷川泰子は、大正というモダンな時代を自由にというか、必死というのか、無謀に駆け抜けた女性でした。本当に体力のいる役でした。根岸監督はこの作品が16年ぶりの長編映画と聞いておりましたが、それを感じさせない程、現場では監督の体力が一番すごかったですね。根岸監督の映画づくりというものを、この目で見て、体感して、とても贅沢でした。是非、ご期待ください。

●根岸吉太郎(監督)

大学で学生に映画を教えたり共に学んだりしているうちに、時があっという間に過ぎ去り16年ぶりの長編映画となりました。『ゆきてかへらぬ』は多くの監督や演出家が映画化したいと望んでいた知る人ぞ知る田中陽造さんの珠玉のシナリオです。これを託され5年の準備期間を経て素晴らしいキャストに恵まれ完成しました。今回のすずさんは奥深いところで役を捉え、まるで泰子という主人公に憑依したかのようです。誰も見たことのない泰子の「広瀬すず」がここにいます。大正から昭和へ移る時代を舞台に、ひとりの女とふたりの男の、奇妙な三角関係と真摯で壮絶な青春を描いた作品です。ぜひ、今の時代に青春を送る若者たちに観ていただきたいです。

根岸吉太郎監督、16年ぶりの新作

●田中陽造(脚本)

女優と詩人と批評家の、二度と戻れない青春時代を描いた映画です。40 年以上も前に書いた脚本ですが、今の時代に共鳴してくれればと願います。

<Story> 京都ーーまだ芽の出ない女優・長谷川泰子(広瀬)は、まだ学生だった中原中也と出逢う。20歳の泰子と17歳の中也。どこか虚勢を張る二人は互いに惹かれ合い、一緒に暮らしはじめる。価値観は違う。けれど相手を尊重できる気っ風のよさが共通していた。東京ーー泰子と中也が引っ越した家を、小林秀雄がふいに訪れる。中也の詩人としての才能を誰よりも知る男。そして、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになる。才気あふれるクリエイターたちにどこか置いてけぼりにされたようなさみしさ。だが、泰子と出逢ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づく。本物を求める批評家は新進女優にも本物を見出し、複雑でシンプルな関係がはじまる。

<Staff&Cast> 監督:根岸吉太郎/脚本:田中陽造/主演:広瀬すず/配給:キノフィルムズ/公式HP:www.yukitekaheranu.jp

©︎2025 映画「ゆきてかへらぬ」製作委員会

映画『ゆきてかへらぬ』は2025年2月、全国公開

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