11月29日(金)より公開される横浜流星主演の映画『正体』は、染井為人による同名傑作小説を『新聞記者』『余命10年』『青春18×2 君へと続く道』など話題作を次々と手掛ける藤井道人監督が実写映画化した衝撃のサスペンスエンタテイメント。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが主人公・鏑木(横浜)が、刑務所を脱走し<5つの顔を持つ>逃亡犯として潜伏を続ける姿を追いかける。このたび、主人公・鏑木を演じた横浜、共演の吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之、そして藤井監督らによるメイキング映像ならびにインタビューで綴られた「公開記念特別映像-信じる編」が解禁された。
横浜は、本作の撮影について「本当に1シーン1カット妥協せずに撮っているので、毎回キタなと思ったらOKをもらえるような感覚。その妥協しない姿勢が藤井組だと思う」と述懐。今回が藤井監督作品初出演となった吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈は、それぞれ「藤井さんはすごく優しい方なんだろうなというのは映画を観ていても思っていたんですけど、そういう人だから人の痛みだったり人の葛藤を優しく、でも余すことなく繊細に描けるんだろうなと感じました」(吉岡)、「すごく充実した時間だったけど、自分の現状が分かったっていうのはすごくありましたね。ずっと難しかったですし本当に大変でしたけどめちゃくちゃいい経験でした」(森本)、「藤井組の撮影っていうだけで日々ワクワクしてましたし、藤井さんの演出の仕方とかも、一つ一つがすごく贅沢にやらせてもらえました」(山田杏奈)とそれぞれ藤井組の撮影について振り返った。
また、藤井監督の『デイアンドナイト』(2018)ではプロデューサーとして参加し、俳優としては今回が初出演となる山田孝之は、横浜演じる鏑木を追跡する又貫刑事を熱演。この役のオファーを受けた当時を振り返り、「覚悟は必要でしたね。でもやっぱり藤井監督の演出を受けてみたいという気持ちはあったので、しかも今回(横浜)流星が主演っていうのもあって、ぜひぜひという感じでした」と藤井組への思いを語っている。
「いつも通り大人の文化祭が始まりましたね」と笑顔を見せるのは、メガホンをとった藤井監督。『青の帰り道』(2018)以来、絆を深めてきた横浜は、今回、企画の立ち上げから関わり、打ち合わせを重ねてきたが、藤井監督いわく、「お互いがこの作品にかけてきた時間が長いからこそ、2人の間に鏑木がいるような感覚がすごくありました。(過去作と比べて)演出時の言葉の数がすごく減った印象だし、流星が僕の言葉を聞いてくれる量もすごく増えたような気がしました」と述懐。横浜も「自分と監督の一つの集大成となった最高の作品ができたと自信をもって言えますし、言葉を交わさずとも分かり合えるので、一人でも多くの方に届けばいいなと思っています」と熱く語った。
<Story> 日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡)、和也(森本)、舞(山田杏奈)、そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは…。
<Staff & Cast> 原作:染井為人『正体』(光文社文庫)/出演:横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、前田公輝、田島亮、遠藤雄弥、宮﨑優、森田甘路、西田尚美、山中崇、宇野祥平、駿河太郎、木野花、田中哲司、原日出子、松重豊、山田孝之/監督:藤井道人/脚本:小寺和久、藤井道人/配給:松竹 公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie
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