<Introduction>
阿部サダヲ主演の『アイ・アム まきもと』で日本でもリメイクされたヴェネチア国際映画祭4冠の傑作『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督が実話を基に映画化した最新作『いつかの君にもわかること』(2023年2月17日(金)より全国順次公開)のメイキング映像が到着!
新聞で見つけたある小さな記事に独自の設定でキャラクターを作り、映画化したパゾリーニ監督。そして、わずか33歳で余命宣告を受け、自分がこの世から去ってしまった世界に最愛の幼き息子を遺していかなければ行けない主人公・マイケルを演じたのは、英国ドラマ「グランチェスター牧師探偵シドニー・チェンバース」で人気を博したジェームズ・ノートン。 今回は、この二人がメイキング映像とともにインタビューに答えている。
映像内でジェームズは、パゾリーニ監督の映画に取り組む姿勢について、「一切の妥協をしないから、その決断に疑問の余地はない。信頼できる素晴らしい監督だ。彼が重視するのは、人物描写とその感情。すべてのシーンで死を感じさせる演技を意識し、人生に立ち向かう姿を見せてほしいと言われた。ただし、重々しさも必要だとも。要求の多さに恐ろしくなったけれど、興奮もしたよ!」と撮影現場でのチャレンジを明かした。
また、ジェームズの経歴を既に熟知していたパゾリーニ監督も、「脚本を読んで気に入ってくれただけでなく、ベルファストのなまりも習得し、そして何よりも、ジョンという役柄と彼の世界そのものに入り込んでいたのは驚いた。4歳のダニエルのことも全面的に支え、面倒を見てくれた」と、ジェームズの役者としての全方位な取り組みを大絶賛!これに対して、ジェームズは、「脚本を読み進めるために、時折、気持ちを落ち着ける必要がある、そんな作品。愛する息子の幸せを願って、余命3ヶ月の父親が奔走する愛と希望の物語。とにかく心が打たれる」と熱く語った。
<Story>
窓拭き清掃員として働く33歳のジョン(ジェームズ)は若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするのだが…。
<Staff&Cast>
監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ/出演:ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス/2020年|イタリア、ルーマニア、イギリス|英語|95分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:Nowhere Special |字幕翻訳:渡邉貴子|G提供:木下グループ |配給:キノフィルムズ |公式サイト:https://kinofilms.jp/movies/nowhere-special/
2月17日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開中
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