不正アクセス禁止違反容疑などで逮捕された過去を持つ映画監督・太田真博。自らの苦い経験をもとに太田監督が生み出した新感覚マシンガン会話劇『エス』公開(7月20日<土>)を記念して、「太田真博監督初期作品集 in大阪」が7月12日(金)19時より大阪シアターセブンで開催されることが決定。滝藤賢一主演による監督作『笑え』が上映される。
太田監督の最新作『エス』は、逮捕された友人の社会復帰を積極的に手伝う主人公・千穂(松下倖子)がむき出しの衝動を見せるクライマックスまで絶え間なくムダ話が続く異色の会話劇。ある日、若手映画監督・染田真一が逮捕された。染田の大学時代の演劇仲間たちは、嘆願書を書く目的で久しぶりの再会を果たす。染田の新作に主役として出演するはずだった、崖っぷち俳優の高野(青野竜平)。自称“染田との絆が最も深い”先輩、鈴村(後藤龍馬)。そして染田への想いをこじらせ散らかした挙句、別の男性と結婚したばかりの千穂(松下倖子)。染田の力になってやりたい。想いはひとつ、のはずだったが…。洪水のように溢れ出す言葉の応酬が、毒あり愛あり友情ありでとにかく面白い。言い方変えれば、究極の欠席裁判劇と言えるかも?!
<Staff&Cast> 出演:松下倖子、青野竜平、後藤龍馬/河相我聞、安部康二郎、向有美、はしもとめい、大網亜矢乃、辻川幸代、坂口辰平、淡路優花、石神リョウ、篠原幸子、中尾みち雄、ノブイシイ、岡山甫、高村明裕、太田真博、松永直子/監督・脚本・編集:太田真博/プロデューサー:上原拓治/撮影監督:芳賀俊/録音:柳田耕佑/助監督:山田元生/特機:沼田真隆/撮影助手:中川裕太/監督助手:玉置正義/車輌:堀田孝/スチール:ViVi小春、浦川良将/カラリスト:五十嵐一人/音楽:窪田健策/劇中台本:大野敏哉/関西宣伝:松村厚/制作プロダクション:株式会社上原商店/2023年/日本/DCP/110分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch
映画『エス』に森達也監督、中村義洋監督ら応援コメント続々!
©️2023 上原商店
映画『エス』は7月20日(土)より大阪シアターセブンにて劇場公開
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⚫︎太田真博監督初期作品集in大阪
映画『笑え』は、「舞台・阪神淡路大震災」神戸公演千秋楽を翌日に控える俳優たちがひたすらモメる一夜を描いた物語。脚本はなく、滝藤らキャストの演技は全てが即興。誰もが予想できない?ラストまで緊張感が続く43分の中編映画となっている。撮影されたのは、滝藤がブレイクのきっかけを掴んだ『クライマーズ・ハイ』公開の2ヵ月前の2008年5月。福井映画祭2008グランプリをはじめ各地映画祭で受賞しているが、いまだソフト化・配信されていないレアな作品だ。なお、この日は、山形国際ムービーフェスティバル2010グランプリ受賞の『LADY GO』も併映される。
■上映作品(上映順):『笑え』(43分/2008年)、『LADY GO』(25分/2009年)
※上映後、太田真博監督によるトークあり。
■会場:大阪十三シアターセブン(大阪市淀川区十三本町1-7-27)