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JUL 01, 2023 劇場公開作

井桁弘恵のやさぐれキャラが痛快!映画『釜⽯ラーメン物語』で魅せた愛ある“男気”で新境地

ドラマ主演(『私がヒモを飼うなんて』『メンタル強め美女白川さん』ほか)やバラエティー番組での活躍で今最も乗っている女優・井桁弘恵(いげたひろえ)を主演に迎え、人情味溢れる釜⽯市を舞台に家族の再⽣を涙と笑いで描き出す映画『釜⽯ラーメン物語』が岩⼿県での先⾏上映(4/7)に続き、7⽉8日(土)より新宿Kʼs cinemaほか全国公開される。

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

山と海に囲まれた岩手県釜石市のラーメン店「小川食堂」。東日本大震災で妻・正恵(佐伯日菜子)が行方不明になってから、夫の剛志(利重剛)と次女の仲良(池田朱那)が店を守ってきたが、客足はイマイチ。ある日、3年前に家を飛び出して音信不通だった長女の正美(井桁)が突然帰宅。厨房に立つ仲良に「おめえなんかにお母ちゃんの味は出せねえ!」と激怒し、店を畳もうとまで言い出す。二人はかつて母の味に迫ることができるのか?街の人々を巻き込み、最高の一杯を目指した奮闘が始まる!幾度も災害を経験しながら、お互いを⽀え合って復興を遂げてきた岩⼿県・釜⽯市。今も昭和の⾯影が⾊濃く残る街並みを背景に、釜⽯で暮らす⼈々の⼈情を織り交ぜた家族の再⽣の物語が完成した。

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

<Focus Points> バックヤード・コムの注目点は、やはり井桁の圧倒的なコメディアンヌぶり。『男はつらいよ』の寅さんを意識したかどうか定かではないが、急に帰省したかと思えば、一生懸命に食堂を切り盛りしている父親、妹に、「こんな店、早く畳んじまえ!」と好き勝手なことを吐き散らす。そのやさぐれ感がハンパなく、妹の仲良との口論は、もはや野郎同士の喧嘩。それでも地元の人に愛され、“本当は家族思いのいい子なんだよね”と受け入れられるサジ加減がまた絶妙なのだ。深~い愛情と震災の消えない傷を心の奥底に抱えているからこその悪態が、憎めないどころか、愛おしささえ感じさせる正美の存在は、まさにこの映画の生命線。

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

自分の夢をあきらめて、体調の悪い父に代わって必至にやってきた妹・仲良の気持ち、これはある程度は理解はできる。けれど、「かあちゃんの味を出せるのは、かあちゃんしかいない」と周りに当たり散らす姉・正美の気持ちを理解するには、これまで歩んできた家族の歴史、町の人々とのつながり、そして全てを呑み込んだ震災の悲劇を、「もしも自分の身に起こったら」という想像力を最大限に駆使して、自分の中で咀嚼しなければなかなか近づけられるものではない…その深い思いを一身に背負って正美というやさぐれキャラを体現した井桁は、一見、滑稽に見えるかもしれないが、映画『釜⽯ラーメン物語』を味わい深い作品に押し上げた立役者と言えるだろう。

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

<井桁弘恵/公式コメント> 正実役を演じさせていただきました。井桁弘恵です。この作品には、色々な物語があると思っています。私が演じた正実と妹の仲良の姉妹のこと、家族のこと。それぞれのわだかまりが釜石ラーメンを通じて、優しいスープに麺が絡むように、解けていく様子をぜひ楽しんでいただきたいです。撮影は桜の綺麗な時期で、満開の桜に迎えられて毎日すっきりと晴れやかな気持ちで臨めました。そんな釜石の魅力的な風景や空気も一緒に感じていただけたら嬉しいです。

©「釜石ラーメン物語」製作委員会 

<Staff&Cast> 井桁弘恵、池田朱那、利重剛、渡辺哲、大島葉子、岡村洋一、木月あかり、厚木拓郎、関口アナン、佐々木琉、山崎将也、森湖己波、長田涼子、椿かおり、島本和人、佐伯日菜子、村上弘明、藤田弓子/脚本・監督:今関あきよし/プロデューサー:伊藤直克/脚本:いしかわ彰/撮影:三本木久城/録音・音響効果:丹雄二/美術:Yocco /編集:鈴木理/音楽:遠藤浩二/助監督:土田準平/制作進行:井口光徳/主題歌「ひかり射し込む場所」洸美-hiromi-/協賛:新潟商事/釜石はまゆり会/協力:釜石市/制作協力:寿々福堂/2022/日本/カラー/16:9/85分  公式サイト:kamaishi-ramen.jp

映画『釜⽯ラーメン物語』は7⽉8日(土)より新宿Kʼs cinemaほか全国公開

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