映像化された名作漫画を数多く輩出する女性コミック誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて 2017 年 7 月号から掲載がスタートしたヤマシタトモコ原作の大人気作『違国日記』が、俳優の新垣結衣主演で映画化されることが決定した。
<Introduction> 人見知りな30代の小説家・高代槙生(たかしろ・まきお)と、勢いで引き取ることになった15歳の姪・田汲朝(たくみ・あさ)。本作は、全く性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、同時に 10 代の繊細な心情も描かれているヒューマンドラマ。“心が救われる” “人生の本棚直行”と、多くの人々の心を掴み、「マンガ大賞 2019」第 4 位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第 4 位を獲得した話題作だ。著者のヤマシタトモコは 2005 年にデビューした後、アフタヌーン主催の新人賞・四季賞にて夏・四季賞を受賞した実力派。代表作の中には 2021 年に映画化もされた「さんかく窓の外側は夜」などがある。
主役の高代槙生を演じるのは、現在、放送中のドラマ「風間公親-教場 0-」や、秋公開の朝井リョウによるベストセラー小説の映画化『正欲』など話題作への出演が絶えない新垣結衣。新垣は「見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」と参加への意気込みを語っている。
メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(17)『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)の瀬田なつき監督。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田監督が、槙生と朝のいびつな関係、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描く。映画化に関して「たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています」とコメントしている。
また、原作者のヤマシタトモコも映画化の喜びを「この世の誰よりも私が最も驚いています」と綴っている。
<Staff&Cast> 原作:ヤマシタトモコ (祥伝社フィールコミックス)/脚本・監督:瀬田なつき/出演:新垣結衣/企画・制作:東京テアトル/配給:東京テアトル、ショウゲート
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