リーアム・ニーソン、映画『探偵マーロウ』で魅せた粋なモーニングルーティン映像
マーロウの朝、それは薄暗い夜明けから始まる。LA らしいヤシの木からカメラが下に降りていくと、素朴でチャーミングなマーロウの家が。開け放たれた窓から見えるのは、まだベッドで眠っているマーロウの姿。すぐに目を覚ますも、お疲れなのか、飲み過ぎたのか、体が少し重そうだ。ようやくベッドを抜け出し、ため息をつく。目が覚めたらラジオでニュースを聞きながら大好きなコーヒーを飲み、チェスを指す。探偵事務所に出社したら、ブラインド越しに隣の建物の様子を伺いながら、朝の仕上げにタバコをふかす――。
朝の起き抜けはちょっとつらいけど…すぐにモードを切り替えて、いつものモーニングルーティンで目覚めていくマーロウの姿がリーアム・ニーソンに重なるワンシーン。今日、6 月 7 日は、そんなリーアムの誕生日！今年で 71 歳となる誕生日を祝して、映画『探偵マーロウ』（6/16公開）のオープニング映像を解禁した。リーアムの渋い魅力はもちろん、フィリップ・マーロウのファンも唸る小ネタがたっぷり詰め込まれたダンディな映像が観る者を魅了する。
＜Introduction＞ 今年で銀幕デビュー45 周年、映画界の第一線で活躍しつづけるリーアム・ニーソンが記念すべき100本目の出演作で挑んだのは、レイモンド・チャンドラーが 1930 年代に生み出した“私立探偵フィリップ・マーロウ”。タフで孤独なジェントルマン、女性にモテるが友情を重んじ、どんな時も権力に媚びないその生きざまは、世界中のファンを長きにわたり魅了してきた。
原作はブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルが、ミステリー小説を手がける際の“ベンジャミン・ブラック”名義で著した『黒い瞳のブロンド』（小鷹信光 訳／早川書房刊）。村上春樹の新訳が話題を呼んだチャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家の公認を受けている傑作小説だ。メガホンをとったのは『クライング・ゲーム』（1992）でアカデミー賞脚本賞を受賞したニール・ジョーダン。共にアイルランド出身であるリーアムとのタッグは４度目、確かな信頼関係のもと、“リーアム・ニーソン版フィリップ・マーロウ”を見事に演出した。共演には『女は二度決断する』（2017）でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞に輝いたダイアン・クルーガー、アカデミー賞・エミー賞・トニー賞すべてを受賞（＝通称“演技の三冠”）しているジェシカ・ラングなど、実力派女優陣が華を添える。
＜Story＞ アメリカ・ロサンゼルスに事務所を構える探偵フィリップ・マーロウ（リーアム）を訪ねてきたのは、見るからに裕福そうなブロンドの美女クレア（ダイアン）。「突然姿を消したかつての愛人を探してほしい」依頼を引き受けたマーロウだったが、映画業界で働いていたというその男はひき逃げ事故で殺されていた。捜査を進めるにつれ謎が深まる”ハリウッドの闇”…探偵マーロウが辿り着く真実や如何に？
＜Staff&Cast＞ 監督：ニール・ジョーダン／脚本：ウィリアム・モナハン／原作：「黒い瞳のブロンド」（ベンジャミン・ブラック／小鷹信光 訳 早川書房刊）／出演：リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラング、アドウェール・アキノエ＝アグバエ、ダニー・ヒューストン、アラン・カミング／原題：Marlowe／2022 年／アイルランド・スペイン・フランス／英語／１０９分／カラー／字幕翻訳：船越智子／配給：STAR CHANNEL MOVIES 公式サイト：https://marlowe-movie.com/#modal
